その悩み身体で解決致します。【usss】

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中は思っていたよりも普通の家で、玄関で立ち止まっていると廊下の奥の扉から眠そうに目をこすりながら小柄の女性が出てきた。



「いらっしゃいませ…。お待ちしておりました。どうぞ？お上がりください。」


「お邪魔します…」




そう言われ女性の後ろを着いていくと、大きな一つの部屋の中に、


キングサイズのベッド、キッチン、ソファーと机。


こんな大きな部屋にそれだけ？というようなツッコミしかない。





「あの…」

完全に部屋着姿の女性に問う。


「ここって民家？的なやつですか？」


「…其の伍、個人的な質問答えかねます」


一枚の紙を机に置きながらそう言われた。
そして、

「何かお食べになられました？」

「いえ…」

「じゃあ軽めになにか作りますね」


そういうやり取りをする。

ここは何なんだ。
【掟】と書かれた紙を見てもわかるのは悩みが身体で解決されるということだけ。




しかもキッチンに立つ女性は完全にオフモードだったし、なぜか申し訳ない気持ちになった。




「あ、楽にしててください。」

そう彼女は言いながらビールを一本とコップを机においた。


「あと…一本だけですよ？悪酔いしそうなので。」






なんでそんなとこまで…なんて思うが当てずっぽうなのかもしれない。

なんだかリラックスしてきて、ネクタイを外しボタンを2つ外した。

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