浦島坂田船でただただ妄想を膨らませるやつ【短編集】

取り合い【浦島坂田船】 ページ23

高校3年の冬

浦田、坂田、センラ、そして俺が一度だけ仲違いしたことがあった。


セ「A帰るで」

『うん！』



いや、Aは俺のだろ
センラが彼氏なんて信じられない。

坂「ほんまラブラブやなぁ」

う「まさかセンラのことが好きなんてな〜」

「マウント取りたいだけだろ」

坂「お前！そんな言い方ないやろ！」

「お前やって思ってるやろ！！好きな人取られて悔しくないんかよ！！！！」




しまった、大きい声で言ってしまった。

う「たしかにまーしーは本気だからな」

坂「俺らもそんなん本気やん！」

セ「あのさー悪口なら聞こえんように行ってくれへん?」

「いや、悪口ではないけど」

セ「嫌だと思ったらそれは悪口やろ」

『センラくん？帰ろうよ』

セ「ちょっとまってなこいつらがAのこと好きすぎて俺にヤキモチ焼いてるわ〜」

う「お前その言い方はないだろ」

坂「それはひどいわ」

『ちょっとみんな落ち着いて』

セ「人の彼女狙われてるのに落ち着けるわけ無いやろ」




『なら、別れよ』




セ「は？」

『センラくんごめんね私好きな人いるの。詳しいことは後でいうから早く帰ろうよ』





そうそれが全員の人生を大きく狂わすとは思っていなかった









【リク】

悪夢【志麻】→←股ドン【うらた】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す