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風邪 攣嵋磧 ページ12

ゲームをしているとリビングの方で聞こえた鈍い音。

「A?」


何回か呼んでみるけど返事がない。やな予感がする。ゲームを中断してリビングへ向かうとキッチンで倒れているA。

「A!!大丈夫か?」

頷くA息はしているけど少し荒い。
そして熱い。

「頭打ってない?ちょっと運ぶで?」

近くのソファーに運んで寝かせた。
体温計と水を持ってAの元に行く。

「ちょっと我慢してな」

服の中に手を入れて体温計を脇に挟んだ。
体もすごく熱い。

Aの目から一筋の涙がこぼれた。
それを掬うとまた一筋。
辛いよな。

「A水飲む?」

しゃべるのはやっぱりきついみたいで首をふる。不謹慎だけど可愛い。



ピピピッ



38.9
やばすぎ。

不運なことに冷蔵庫にはほとんど何もない。
しかし、不幸中の幸い。昨日の夜は鍋を食べた。まだ片付けていないのだ。この汁を使おう。

「Aちょっと寝とき。ゆっくり雑炊作ってくるから、あと色々持ってくるな」

そう言って立ち上がった。歩こうと思ってもうまく動けない。

なぜだろうと思って足元を見るとAが俺のズボンを離すまいと握っていた。
可愛い。

目が合うと首を振り続けるA。
「なんかほしいもんある?」

それでも首をふる。
「保冷剤とか持ってくるから離して?」

また首をふる。


可愛すぎるやろおおおおお!!!
『ゃ』

その一文字が可愛すぎる。
行っちゃいけないという意味らしい。

「ほんま秒やから」

『ゃ』

また涙が落ちた。
寂しいよな。目の前におらんかったら。

「あー泣かんといてごめんごめん。」

頭をなでて落ち着かせる。

「少し寝たら落ち着くかな」
布団もないから持ってこなければいけない。今は畳んでおいてあったバスタオルをお腹にかけた。

頭をなでながらAが寝るのを待った。


数分後眠りに落ちたA
寝室から薄い毛布とAのお気に入りの抱いて寝てるタオルケットを持ってきてかぶせた。

冷凍庫からアイス枕を取ってきて起こさないようにAの頭を上げて間に挟んだ。

ソファーの前の机には洗面器の中にタオル、ペットボトルの水、薬と体温計を入れていつ起きても大丈夫なようにした。

風邪◆攣嵋磧暸←添い寝【うらた】



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れおなちゅ(プロフ) - 皆さんコメントたくさんありがとうございました。この作品を書いていて皆さんのコメントにたくさん救われました。本当にありがとうございます。感謝しかないですね。ありがとう以上の言葉ってないんですかね。それでは新作書きに行くとしますか。 (3月4日 22時) (レス) id: ca0a69caca (このIDを非表示/違反報告)
ごぼ(プロフ) - お疲れ様です。最高に幸せでした。今度はセンラさんの長編も早速お気に入りして更新待っております。この作品でれおなさんに会えてよかったと思います!この度はこの作品完走できておめでとうございます! (3月1日 9時) (レス) id: 6f9406ce8b (このIDを非表示/違反報告)
名無し16825号(プロフ) - 裸エプロンとかいいですよね (2月28日 14時) (レス) id: 8fbf982787 (このIDを非表示/違反報告)
刹那 - !?!?!?!?!?!?最高過ぎです…私のリクかは知りませんが書いていただき、ありがとうございます!! これからも応援してます!!! (2月27日 22時) (レス) id: 6e866ae0d2 (このIDを非表示/違反報告)
Rinara* - これ…私のリクエストですか!?めっちゃ嬉しいです!ありがとうございます!ニヤニヤしながらずっと見てました← (2月27日 17時) (レス) id: b08831265b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れおなちゅ | 作成日時:2020年1月3日 21時

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