【カゲプロ】猫目の彼と猫好きの私【カノ】part３

１２５．乙女 ページ38

キドside


「いらっしゃいませー
　････あ！こんにちはAちゃん！来てくれたんだ！
　そちらはお友達？」

貴「あ、こんにちはー。
　 うん。春服欲しくなって一緒に来たんだー」

「そっかー！
　あ、この前入荷したこのワンピースがね、Aちゃんに似合うと思ってー」

最初にやってきたのは、
安くて可愛いと言っていたAのお気に入りの店。

放課後に友達と何回も来ているらしく、店員とは顔見知りのようだ。

高めの特徴のある声で一通りおすすめを紹介したその人は、
「ごゆっくりー」と言って離れていった。


貴「キド、大人っぽいセクシー系とかすごい似合いそうだよね････。
　 これから薄着になっていくし、脚出しても良いんじゃない？」

キ「いや、俺はそういうのは････」

貴「･･････あ！これ絶対かわいい！
　 はいキド。これ試着してきて」

キ「え」


･



･


「ありがとうございましたー！」

言われるがまま試着をしてみたものの、
着てみたら何となく気に入ってしまい、何着か買ってしまった。

Aも、店員におすすめされていたワンピースを買ったよう。

キ「Aはセンス良いんだなぁ。驚いた」

貴「えーそう？w
　 あ、カノと雑誌読みまくってたからかなぁ････」

あはは、と顔を少し赤くして照れ笑いをするA。
初めて見たその表情は、恋する乙女そのもので。


キ「･･････そういえば、最近カノとはどうなんだ？」

貴「んー？特に進展は無し。ただの一方的な片思いですねー」

キ「そうか」

恐らく学校でもモテているであろうこいつを
ずっと放っておいているカノに、少し焦りを感じた。


＊＊＊

管理人さん無事トリップから帰ってきましたね！w

良かったですww(´∀｀)

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