117.和やか ページ30
モモside
キ「はぁ!?猫!?」
貴「雨の中寒そうでつい・・・・マリーごめんね」
マ「う、ううん!気にしないで!」
キ「何でもっと早く言わなかったんだよ!」
貴「カノがキドに怒られるって言うからー」
カ「僕!?」
Aちゃんがマリーちゃんを部屋から追い出した(?)のは、
こっそり飼っている猫がバレるのを避けたかったかららしい。
結構真面目に怒る団長さんと、
真っ白な子猫を抱えながら「ごめんごめんーw」と笑うAちゃんは、
全くテンションが合っていない。
子猫は飼い主がピンチだと悟ったのか、「シャー!」と団長さんを威嚇している。
キ「ひっ!」
貴「ほらぁ、小豆。駄目」
「シャー!!」
セ「めっちゃ怒ってるっすよキド!!」
キ「お、俺は何もしてない!」
シ「目の前で飼い主叱りつけるとか・・・・そうなるに決まってんだろ」
カ「キドが小豆を飼うの認めたら、おさまるんじゃない?」
キ「わかった、わかったから!
誰も駄目だなんて言ってないだろ!」
団長さんは涙目になって小豆ちゃんの飼育を許可した。
動物であれ、団長さんは誰かを見捨てたりしないだろうから、
どっちにしろ飼うのを許すつもりだったのだろう。
最初から怒ったりなんてしなければ良いのに・・・・。
・
・
貴「というわけで、新団員の小豆だよ」
セ「かわいいっすね〜!よろしくっす!」
セトさんは、相変わらず動物と話すのが得意なようで。
慣れた手つきで小豆ちゃんを撫でまくる。
この人が人見知りだったとは・・・・信じ難い話だ。
マ「あ、あの、触っても引っ掻かれないかな?」
貴「優しくね。顎周りとか喜ぶよ」
マ「ほ、ほんと?じゃあ・・・・」
マリーちゃんは小豆ちゃんを恐る恐る撫で始める。
すると、彼はゴロゴロと喉を鳴らして、気持ち良さそうに目を細めた。
マ「よ、よかったぁ・・・・」
貴「ふふっ嬉しいねー小豆。
皆にいっぱい撫でてもらって」
小豆ちゃんに負けず劣らず、Aちゃんは幸せそうな顔でそう言った。
Aちゃんのこんな和やかな顔、初めて見たなぁ・・・・。
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irena(プロフ) - あずきちゃんの区長かわいいw (2016年3月7日 18時) (レス) id: a0a6b3d6ad (このIDを非表示/違反報告)
irena(プロフ) - あずきって・・・・・私のニックネームwwww あ、応援』してます! (2016年3月7日 18時) (レス) id: a0a6b3d6ad (このIDを非表示/違反報告)
神々日向 - ごっ、ゴリラのマーチってwwwやばいっ…お腹がいたいwww… 更新、応援していますぅ〜←ww (2015年9月6日 15時) (レス) id: 0a0258f77e (このIDを非表示/違反報告)
ルララ - 面白すぎて、腹筋破裂しそうです! 更新頑張ってくざさいー! (2015年9月6日 14時) (レス) id: 0a0258f77e (このIDを非表示/違反報告)
喋る玩具 - 嘘でっす☆←(本名 結)友達にカノ好きがいて、その子に進められて読みましたww面白いです (2015年9月6日 14時) (レス) id: 0a0258f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芽羽 | 作成日時:2014年10月24日 18時