【カゲプロ】猫目の彼と猫好きの私【カノ】part３

１０９．苦手 ページ22

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貴「ただいまー･･･あれ、コノハ一人？」

コ「あ、A。おはよう」

貴「おはよー」


クリスマスやらお正月やらのイベントが終わり、やっと落ち着いてきた頃。

私は受験を終え、合格通知を貰ってアジトに帰ってくると、
リビングにはコノハがぽつんと立っていました。

とりあえず座ったら？と言うと、彼はこくんと頷き、
ソファの端にぎこちなく座ってボーッとこちらを見てきます。

････警戒されているのか、とてつもない距離を感じるけど←


貴「コノハ紅茶好き？」

コ「････うん」

貴「私飲むけどいる？」

コ「････うん」

貴「砂糖入れる？」

コ「････うん」

貴「･･････」


頼むから誰か早く帰ってきて。

かれこれ５分間、まともな話をしていない私たち。

コノハはと言うと、ボーッとした顔で未だに私をガン見している状態。

元々話す機会が少なかったため、警戒しているのはわかるけれど、見られすぎて落ち着きません。


貴「何か？」

コ「････あ、ううん。何でもない」

カ「ただいまー」

貴「あ、カノ」

カ「え、ちょ、何この組み合わせww」

貴「こっちが聞きたいんですが」

カ「まぁまぁ、何話してたの？」

貴「別に何も。コノハは何がしたかったn･･･あれ」


今の今までソファに座っていたコノハに目を向けようとするも、そこにはもう誰もいませんでした。

いつの間に何処へ行ったのか････というか彼は人間なんでしょうか。


カ「すごいねぇコノハ君wどうやったらあんな瞬間移動できるのかな」

貴「私あの人苦手だわー･･･」

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