【カゲプロ】猫目の彼と猫好きの私【カノ】part３

１０７．可愛さは武器 ページ19

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山「それじゃあ皆。明日から冬休みに入るがちゃんと勉強するんだぞー」

「へーい」

「やっべ、俺クリぼっちだわww」

「んじゃ、カラオケ連行な」

「うぇーい！」


１２月２５日。

特に楽しみってわけでもないイベントが今年もやって来て、
クラスは大盛り上がり。

そんな光景を、私たちはいつものテンションでボーッと眺めています。


翼「メリクリーって事でどっか行こうぜ」

貴「何そのどうせ暇だろみたいな言い方」

翼「何か予定あるわけ？」

貴「ないけど」

未「でもさすがに今日はどこも混んでて行っても疲れるだけでしょー」

隼「だな。俺寝たいわ」

翼「隼人お前そんなんだと彼女できねぇぞ」

隼「うるせーな。告ってもフラれたんだからしょうがねーだろ。なぁA」

貴「別にフってないしＯＫもしてないけど」



実はあの後、未来と翼には隼人が堂々とカミングアウトしてしまい、
今では笑い話みたくなってます。

２人ともその辺は割とドライなようで、
「へぇー隼人がねぇ･･･ふーん」であっさりと終わりました。


隼「てな訳で、今日は帰ろうぜ」

未「さんせーい」

翼「えぇー･･･」

翼は心底悲しそうで、捨てられた子犬のような目をして私たちを見つめる。


未「･･･どこ行きたいの？」

翼「皆と一緒ならどこでも！」

貴「ぐはぁっ」

隼「A、死ぬな」

わかってる。計算だっていうのはちゃんとわかっているんだけれども
可愛すぎて私の寿命さえ削られている気がするヤバい真面目に←


貴「翼は生まれてくる性別ちょっと間違えちゃったみたいだね」

未「同意だわーw」

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