【カゲプロ】猫目の彼と猫好きの私【カノ】part３

８９．カツアゲ ページ1

貴方side


「おら、早く金出せよ！」

貴「ごめん今所持金１４２円」←


学校帰り、何か不良２人にカツアゲされてる私(^ω^)

もう何なの。続編始まって最初の台詞不良に取られるとか最悪なんだけど←


貴「か弱い女の子に金出せとか、恥ずかしくないのかい？」

「おだまり」←

貴「あ、さーせん(´・ω・｀)」←


あっさり目の前の鼻ピアスくんの威圧感に負けてしまいました。

いや、実際怖いんです本当に。


貴「･････ピアス痛くない？大丈夫？」

「おだまり」←

貴「あら、人がせっかく心配してあげてるのに失礼な子ね」←←

「いいから早く金出せや！」


私が何か言う度、どんどん機嫌が悪くなっていきます。

このままではカバンごと奪われそうなので、とりあえず機嫌をとるために褒めよう←


貴「･･･あ。そういやこの間思ったんだけど、不良って凄いね」

「は？」

貴「例えばほら、恋愛小説でヒロインとイケメンをくっつけるために、
　 したくもないナンパして、イケメンに殴られ蹴られ･･･
　 辛い思いしてまで周りを幸せにしようとするの見てて、私感動したんだよ」

「････お前はわかってくれるのか」

貴「え、あ、うん」


驚いた。予想以上の反応が返ってきたよどうしよう( ´▽｀)←

しかも鼻ピアスくん泣いてるし。何これちょっと私が悪いの？


貴「････大丈夫かい？鼻ピアスくん」

「お前みたいな奴は初めてで･･･。
　ありがとう、俺明日からちゃんと学校行くわ」

貴「おぉ･･･そっか。頑張って」

「じゃ、また会ったら改めてお礼言うな！」

貴「出来ればそれやめて」


不良と仲良さげに話してるとこなんて誰かに見られたら私終わるから、マジで。

私の言葉も無視して、走り去っていく不良。


貴「････ま、良いや。帰ろ」



･




･


貴「ただいまー」

カ「おぉ、おかえり」

貴「･････ねぇカノ。私人を褒める天才かも」

カ「いきなりどうしたの！？」

９０．破壊力→

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