誰もが知ってる ページ16
「船長…この子は名前が無いと言ったのに
船長は知っているんっスよね？
この子の名前は何なんっスか？」
「シャチ焦るな、ここだけの話に留めておけ。
こいつを見てお前らは会った事がある気がしなかったか？」
「しました…でも何処で会ったか何も思い出せないんです」
「だろうな、俺達はこいつに会った事なんてねェ。
ただし、それは現実に会った事がねェだけで
多くの者はこいつの存在をどこかしらで見ている」
会った事がないのに、見ている？
「聖書を読んだ事が無くてもアダムとイヴ位は知ってるだろう？
そしてリリス…それがこいつだ」
「「！？」」
「…俺はこいつに接触出来ねェ、
薬が効いている内は俺が診る。
目を覚ましたらお前ら頼むぞ」
ペンギンとシャチは医務室を出て
明日の役割分担を確認した後、やはり我慢出来ずリリスの話を始めた。
「一瞬だって、１日だって殺される恐怖に晒されれば
ああなっちゃうのもしょうがないな」
「でもペンギン、船長がした事じゃないんっスよ？」
「やられた側しか分からない恐怖だろ」
「うぅ〜ん」
やるせなさを酒で紛らわせば深酒してしまうシャチ。
あ、こいつ明日の朝使いものにならないと思うペンギン。
「火拳屋も “ Ｄ ” だ。
そんなんじゃ救えやしねェ…」
リリスの寝顔にポツリポツリと話掛けるロー。
リリスの顔はどうも精神状態によって表情が違って見える。
自分が弱っている時は母の様な存在に見えるし
船長として対応している時はまるで女そのもの。
「神の世界からも追い出され
この世でも悪魔だの何だのと命を狙われて
何故それでもロジャーの為に戦場に行く…」
いっそその日が過ぎるまで
眠らせ続けてしまいたいと思うロー。
「互いに果たすべき目的はあるが…
お前となら生きていける気がする」
眠るリリスにローはそっと打ち明けた。
朝、そっと医務室に入ってきたペンギン。
思わず声を出してしまいそうになると
人差し指を唇に当て、しーっとジェスチャーされコクコクと頷く。
リリスではなく
ローがガン寝していたのだ。
そして最も驚いたのは
リリスがローを恐れていない。
「だ、大丈夫なのか…？」
『はい…今、子供ですから』
謎の言葉をペンギンに告げる。
そしてこのままの態勢は体に悪いからと
ローをベッドに上げてあげてと言うのだ。
「そんな事したら船長起きちゃうよ」
『大丈夫、よく眠っていますよ』
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ゆーじ - りらりら。さん» うはっ！バレないと仕込んだプロフすぐ見破られてしまった！さすがりらりらちゃん…ッ！あと２時間経てばゆー爺に変身してくよ！メリー「迎えにきたよ」でメリィィイイイ！！ってなったなー。「暗いからな沈む迄見ててやる」の時は何かもう言葉が出てこなかったよー！ (2017年10月24日 21時) (
レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - 後半四個のゆーじさんの紹介笑いましたwwwゆー爺www (2017年10月24日 19時) (レス) id: 0e18b1c72e (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - ゆーじさんの感受性と発想に感動してます…！ (2017年10月24日 19時) (レス) id: 0e18b1c72e (このIDを非表示/違反報告)
りらりら。(プロフ) - ゆーじさん» ゆーじさんごめんなさーい！(T-T)最近忙しくって…レスもできずすいません！お話が盛り上がっている…！エースつらいですよねー！一番泣いたのはメリーですが、エースも負けないくらい泣きました…！愛してくれてありがとうってなんだよー(T-T) (2017年10月24日 19時) (レス) id: 0e18b1c72e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あざみさん» 気のせいだよー！自分なんかが…。今続編のプレイリスト作ってたよ！移動時間も節約有効活用！くーっ！今週きびすぃ…！！でもストック作っておいたから最低１話は投稿するよ！もし良かったら続編でまた会おうね！応援してくれてありがとだよー！ (2017年10月24日 17時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年9月30日 8時
