委ねられた命 ページ4
「死ぬのはお前だ」
その一言でAは卑怯な手を使ってまでも勝てなかった事を知る。
振り返らずとも後ろにローの仲間らしい足音がもう間近に来ているのが分かった。
「俺はお前と違う。 遺言くらい聞いてやろうじゃねェか」
惨めで
悔しくて
Aは雪の上に膝をつけてうな垂れる。
「キャプテーン、大丈夫ー！？」
「あとちょっと連絡くるの遅かったら俺らヤバかったっすよー！」
ロー、それに対峙しているが武器も手離したA、その背にはローのクルー達。
「この子が火つけたんですね？」
「おいおい、こんな子供１人で…物騒な島だな」
それぞれ文句を言い、Aにじわりじわりと近寄り逃げ道を塞ぐ。
「どうしたガキ。 遺言はねェのか」
『……返して』
「…あ？」
『返してよ！！ 私の父を……今すぐ返してよー！！』
ローもクルーも目が点。
そもそもハートの海賊団は人攫いをしないし、一般人を手に掛けた事などないのだから。
「おいガキ、人違いもいいところだ。 俺は誰も…」
『返してよ！！ 返してよ！！ 返してよー！！』
ローの言葉を食い気味にAは更に叫び続ける。
『あなたが死ねばよかった！！ あなたが生きてるなんて！！ 何で…！！』
声の限りに、声帯が切れるんじゃないかというほどAは叫びローを責めた。
時折雪の塊をローにぶつけては、また息の続く限りローを罵倒した。
「ねえ…人違いじゃない？」
クルーがAに声を掛けるが、一切耳に入っていない有様でローを睨み罵声を飛ばす。
自分達の命を狙われ
自分達の船長がこれだけ酷いいいがかりを受けているというのに、誰も動けなかった。
「…お前、名前は」
『自分の胸に聞きなさいよ！！ 何が死の外科医よ！！ 何が海賊よ！！』
何であなたが生き残ってんのよ―――――！！！
「(もしかしてコイツ…)」
ローの奥深くにある僅かな記憶がゆらりと鮮明になりそうな時
ペンギンがAの首に腕を回し、血流を止めて意識を失わせた。
「船長、この子に見覚えは？」
「…直接はねェ。 だが…」
「？」
クルーが全員首をひねって続きの言葉を待つ。
「いや、何でもない。 宿は燃えちまったし、船に戻るぞ」
「キャプテンこの子どうしよう？」
「置いておけ。 海賊を襲ったらどうなるか位は覚悟してやった事だろ」
「凍死しちゃうよー！！」
「だろうな」
淡々としたローの言葉。
だがどこか動揺しているローがそこに居た。
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りらりら。@第二垢(プロフ) - ゆーじさん» うわーい！！ゆーじさんからレス来てましたーー！！！レス遅れてすみません！！汗へ、下手くそ…？この時点で私より全然うまいんですけど…？！ (2017年12月23日 22時) (
レス) id: 87b44a37e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - さやさん» だよねだよね、オーシャン書いててキリスト教の初期の挨拶キスの意味書いてて「あれ？ラブ・アゲインのラスト意味分からなくない！？」って思ってた（汗。前ある人にそれ誘われたけど「ログインしてください」って赤文字が…。さや様ならどう思うか聞きたいけど…残念。 (2017年12月19日 22時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - さやさん» 全然全然スゴい嬉しかった。こんな自分の話聞いてくれようとしてるんだって本当に嬉しかった。さや様に言ってしまいたい。会員になれなくてごめんね。コメ消さないで（照。ローはキリストスクール出だから２回のキスは誓いのキスなんだけど書かないと分からないね（汗 (2017年12月18日 22時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - さやさん» さや様コメありがとう！自分プロフ探したけどないなあ…みんなのコメの名前の横にはあるのに。うーん？会員の人だけなのかも？…過去作見直そうと言ったけど…見るのやっぱ怖ッ！！逃亡ッ！！（内容は頭に入ってる…目的が何であれ生きる為の目標を失わせない夢小説） (2017年12月18日 17時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - りらりら。さん» うおお！？りらりらちゃんのコメ発見！！これが自分の初夢小説。下手くそで直せばいいんだろうけど記念にとっといてるんだ。２ヶ月遅れのレス本当にごめんー！！自分過去作品見ないから（汗）たまには読み直して反省するのも大事だね。ありがとうね。 (2017年12月18日 17時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2017年1月16日 17時
