67話説得(?) ページ9
『灰くん時間貰ってもいい?出来ればハヤト兄も呼んで欲しい。読んでもらってる間に葛葉くんにも電話してる』
黛
「うん。わかった。」
電話をかけるとワンコールで出てくれた
『ごめんなさい、葛葉くんどこにいますか?』
葛葉
「一応本社の中の共有で使える部屋にいるぞ」
『あー、そっち行きます。』
葛葉
「迎えに行く。」
迎えに来てくれた葛葉くんに感謝してもしきれない
『ごめんなさいまた呼び出してしまって・・・』
葛葉
「大丈夫だ。それで話って?」
『私・・・祓魔師になろうと思ってて・・・』
葛葉
「そっか・・・なら、危なくなったらすぐ逃げること。」
『反対しないんですか?』
葛葉
「逆にAがしたいことを俺が拒否してその決定をAは聞くのか?」
『聞かないですね』
葛葉
「だからだよwそれと、ぜってぇ任務中とかはその指輪外すなよ」
『わかってます』
葛葉
「お前だったら立派な祓魔師になれると思うぞ!
俺はこっちからずっと応援してる。今度よければ桜魔皇国を見てみたいから連れて行け。出来れば叶も。」
『はい!もちろんです!』
葛葉
「ほら、迎えだ。頑張ってこい。」
指を指す方には灰くんとハヤト兄がいた
黛、加賀美
「「A」」
『ごめん、あんなことがあったあとなんだけど、私祓魔師になりたいの。』
加賀美
「馬鹿ですか!?あんな危険な仕事させるとお思いですか?」
黛
「まあ・・・ハヤトさん、この子なりにさ、考えあるんじゃないかな?」
『景くんや、桜魔皇国の人々はあの地に縛られてる。晴くんも藤士郎くんも。
私のお母さんも・・
だから多少でも、縛りが緩和されればいいなっと』
黛
「君がしたいなら僕は止めない。ただ、僕の元へ必ず帰ってきて。それだけは譲れない・・・」
灰くんのいつの間にか大きくなったいつもの手が頬を包みおでこを合わせる
『分かった。私は必ず灰くんのところに帰ってくるよ』
加賀美
「ああ・・・もう。私だけが子供みたいですね・・・灰が納得したならそれでもいいです。
ただし、必ず報連相はしっかりしてください。
何かあってからでは遅いですからね」
灰くんよりも大きな暖かい手に撫でられ、2人まとめて抱きつかれる
『うん。ありがと・・・ハヤト兄』
579人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ある | 作成日時:2021年9月8日 2時