68話 ページ10
残る人は晴くんだけになった
『うーーーーーー』
甲斐田
「急にどした」
『晴くん、私が祓魔師になりたいって言ったら怒る?』
甲斐田
「怒るわけないじゃん。やりたいんでしょ?」
『うん。やりたい。』
甲斐田
「Aさ、写真の裏見たんでしょ？」
『･･･うん。』
甲斐田
「絶対、景と承さんが守ってくれるし、何よりあの人の娘だ。
だから、したいようにしてきなよ。」
『うん!晴くんが欲しい魔のサンプルとかもって来るね』
甲斐田
「でも、その前に能力つけなよ?」
『うん!能力と、あと、使い魔契約もしないと行けないし･･･やること多いなあ･･･』
甲斐田
「もしかして･･･景?」
『そうだよ』
甲斐田
「どんぐらいって言われた?」
『ムウと、同等。』
甲斐田
「うわ。」
『ww』
甲斐田
「あいつさ、最近取ってこいって言った魔のサンプル、粉々で持ってくるんだよな。」
『ああ･･･やりそう･･･』
甲斐田
「怪我ないのはすごいいい事なんだけど･･
いい事なんだけど･･･
せめて粉々はやめてくれっ･･･」
『ww』
甲斐田
「今買いたいものあるからコンビニ一緒に行かない?」
『いく!アイス買って!!!』
甲斐田
「はいはいw」
『アイス〜』
甲斐田
「はーい。行きますよー」
『ママー』
甲斐田
「･･･」
『ちょっと、無言で歩く速度早くしないで！こわい!!』
「仲良い兄妹だねえ〜」
甲斐田
「ありがとうございます!」
『ありがとうございます!』
甲斐田
「A、カゴお願いしてもいい?」
『うん!いいよ!』
甲斐田
「一通り欲しいのは入れたし、アイスのとこ行こうか」
『うん!』
甲斐田
「アイス何欲しいの?」
『ピノ!』
甲斐田
「う"っハーゲンじゃなくていいの?」
『ハーゲン苦手･･･ピノしか勝たんよ!!!』
甲斐田
「いい子だねえ〜会計してくるー」
[ピロン]
甲斐田
「えっと、景達仕事早く終わったからご飯作ってくれるって。」
『･･･早くいこ!』
どんなものを作ってくれるのだろうか。
今からワクワクが止まらない
甲斐田
「行くぞー」
『おー!!!』
私たちは家の帰路を急いだ
晴くんが(体力的に)死んだのは別のお話
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作者名：ある | 作成日時：2021年9月8日 2時
