Hap1(続く) ページ41
後日番外編移行します
今日はハロウィンだが、私自身の誕生日でもあった。
「「「とりっくおあとりーと!」」」
『はい!みんなお菓子あげるね!』
「「「おねえちゃんありがとう!そして、セーノおたんじょうびおめでとう!これぼくたち/わたしたちから!!」」」
沢山の折り紙をもらうこれが毎年の楽しみだった
『うん!ありがとう!お姉ちゃん大事にするね!』
自室に戻り貰った大事なものをしまう箱を開き、カードケースのようなものを取り出す
折れないようにきちんと誰から貰ったかもシールを貼る。
施設のイベントが優先なのは当たり前だが、LIME&DESUKO(某ゲーム用通話)に来る内容がほぼハロウィン1色で
毎年のことだから慣れてはいた。
灰くんハヤト兄も子供たちにお菓子を渡していて、言うタイミングないだけだろうけど
晴くんたちは誕生日にはいつも連絡してくれたから当日連絡が来て嬉しいなって思えば最近教えたハロウィンに夢中のようで
拠点にコスプレ用意してるから今日一緒に事務所でハロウィン歌枠をしようというお誘いだった。
短く分かったと返しベットにスマホを投げる
これほど世間が恨めしく思ってしまう誕生日は過去にあっただろうか・・・1度だけあったか・・・まで思い出しかけて頭を振って消す
『なんか最悪だな今年』
タイミングよくノックが聞こえ
黛
「Aだいじょうぶ?具合悪い?」
『ううん!みんなの折り紙見てたら物思いにふけてしまってね』
加賀美
「ならいいですけれど。配り終わったのでそろそろ事務所行きますけどAもいかがですか?」
『晴くん達と拠点から行くつもりだから先行っててだいじょうぶだよ!』
扉の前から足音が遠ざかって行く
『だいじょうぶだよ・・・か・・・』
寂しいって言えたら良かったのに
そのつぶやきは虚しく部屋に響いた
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作者名:ある | 作成日時:2021年9月8日 2時