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63話 ページ5
叶
「ここの部屋借りてるんだ」
『はい。ありがとうございました』
叶
「はいAちゃん」
長尾
「お帰りA」
『ほら拭きな?』
長尾
「うん･･･」
叶
「Aちゃん長尾くん泣かせちゃダメだよー?」
『大丈夫ですもう泣かせませんから』
叶
「でもなんで?」
『私が、祓魔師になろうと言ったからです。』
叶
「祓魔師って長尾くんの職業だよね?」
『はい。』
長尾
「どうしてもやりたいって言うので、条件付きで許可しました。」
叶
「葛葉にも教えてあげてね」
『葛葉さん･･･にですか?』
叶
「うん。葛葉、君のこと気にかけてるみたいだからさ。」
『えっ･･･』
長尾
「確かに･･･契約も自分も被るのをしてましたからね」
『何それ･･･私聞いてないです』
叶
「言わない方が良かったかな･･･?」
『いえ･･･知らなかったら葛葉さんにお礼を言えなかったと思いますので･･･教えてくださりありがとうございます』
叶
「葛葉は君のこと大事そうだから頼ってあげてね」
『はい!』
長尾
「そろそろ、黛先輩達のとこ行くか?」
『いいのー?』
長尾
「うん!最近会えてないだろ?」
叶
「じゃあ僕は葛葉迎えにでも行こうかなあ」
『叶さん押してくれてありがとうございました!』
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作者名：ある | 作成日時：2021年9月8日 2時
