95話待ち合わせ ページ38
そしてなんやかんやあって当日
三枝
「Aめっちゃソワソワしてるやん」
『だって･･･何気にしっかり出かけるの初めてだもん･･･
いつもハヤト兄とか、あとは買い物だけだったし･･･』
三枝
「今日まゆに会ってないの?」
『うん。会ってない。お部屋の外から声掛けて出てきた！』
三枝
「そっか。じゃあびっくりするかもね」
『変じゃない･･･?』
三枝
「似合ってるよ!」
『可愛い?』
三枝
「それは、俺が言うことじゃないよ。まゆに言ってもらいな！」
『うん!』
三枝
「それにまゆ結構、格好悩んでたってだけ教えておくね。」
『ほんと?』
黛
「明那余計なこと言わないくていいんだけど。」
三枝
「はーいじゃあ邪魔者退散しますね」
黛
「護衛ありがと。」
明那くんがどこかに消え、
後ろから灰くんに呼ばれる
黛
「A待った?」
『ううん、待ってないよ！』
黛
「こっち見てA。」
後ろにいる彼の方へ振り返る
彼自身も普段着ないようなオシャレな服装で見とれてしまった
黛
「可愛いね」
『っ〜〜//』
黛
「真っ赤だね」
『灰くんもかっこいいよ〜//』
いつもと違いただピンで止めるだけじゃなくて編み込みをしてメッシュが見えやすくなっている
黛
「･･･ありがと」
目をそらしていたがよく見ると耳が真っ赤だ
『あ!照れてる!』
黛
「早く行こ?大学の前だと注目されてるから･･･」
手を差し出され繋いで歩き出す
『うん!』
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作者名：ある | 作成日時：2021年9月8日 2時
