とある施設の職員さん3[2j3j] (ページ34)

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91話ページ34

カツンカツンと鍛錬場に音が響く

長尾
「次!!!」

『はい!』

冬起
「次こっち!」

『はい!』

長尾
「そこまで!」

少女は身の丈に合わない木刀を横に投げだしガンっっと音が響く

『はぁ･･･はぁ･･･はぁ･･･』

甲斐田
「お疲れ様、A」

『ありがと･･･』

弦月
「歩けるようなってからすぐ訓練始めるとは思わなかった」

『じゃないと今月の試験に間に合わない』

甲斐田
「何もそこまで急ぐ必要･･･」

長尾
「急がなきゃ行けない理由ができたんだよ。」

冬起
「知っての通り最近魔の出現数が上がってる。このまま行くと3年前の被害のようになるだろう。」

弦月
「3年前って･･･意図的なものでしたよね･･･」

長尾
「ああ。

あれは意図的なものだったが、

このまま増え続けるとそれぐらいの被害が出るって

祓魔師はその話で持ち切りだ。

□□」

なんでわざわざ防音術式･･･?

『それで、私も急いで訓練して即戦力にって。上からのお達しだっけ?』

冬起
「今までなんも対策しなかったのに、Aが来たからって

甘えやがって

前から思ってたけどくそだな。」

長尾
「長尾もそう思う〜

賃金安いしよ〜

死と隣り合わせのくせに割に合わねぇんだよ〜」

長尾、冬起
「「まじくそおおおおお」」

よしっと防音術式を解いた景くん

甲斐田
「そのための防音術式かよ･･･」

弦月
「最年長達とは思えない･･･程の心の叫び･･･」

『まあ･･･今回私が特例で学校入らずに試験を受けれるってなったのはすごい嬉しい。』

弦月
「頑なに桜魔皇国住みを拒否ってたもんね」

『だってこんなとこいたら灰くんのとこに帰れないもん。』

弦月
「大好きじゃんw」

『何を当たり前なことを』

甲斐田
「もう早く付き合えよ･･･」

『断られて気まづくなったら嫌じゃん!』

「「「(100%ないな)」」」