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89話過去の話(※注意書きありマス ページ31

苦手な人は飛ばしてください

次の話に行ってください

ぎゃく!た!い表現が含まれます。


できる限りやんわりですけど・・・ほんとに苦手な人は飛ばしてくだしあ


❅:*.。 。.*:❅:*.。 。.*:❅

黛side



甲斐田
「すみません、長尾の方様子を見てきます。」




「うん。行ってらっしゃい」

弦月
「黛さんご迷惑をおかけしてすみません・・・」





「いいよ。1度VΔLZの拠点来てみたかったし・・・」


整頓もされてるし、スロープとかもつけてくれてるからAは過ごしやすそうだった。



弦月
「あの、車の時の話なんですけど・・・」






「やっぱり気になるよね。

君なら話しても良いかもね。」




弦月
「晴くん達を呼んで・・・」



部屋から出ようとした弦月くんの腕を掴む



「待って。


知られたらいう約束だから甲斐田くんたちには悪いけど・・・


もし、弦月くんがどんな話でも聞きたいって言うなら教えるけど、どうする?」


部屋は静寂に包まれる中、息を飲む音がして覚悟を決めたのかまっすぐ俺の目を見た



弦月
「それでも聞きたいです。」





「昔、Aは1度だけ引き取られたことがあったんだ。小さい時だったんだけど、連絡してもその親が取るばかりでA自身とは取れなくなった。



最初は楽しくて俺の事忘れて幸せになってるんだろうなっておもって、



ハヤトさんが様子を見に行った時に俺会いに行かなかったことを後々後悔したよ



顔はあの笑顔が消え、目にはひかりも灯ってなかった



それに体も痩せて、髪もゴワゴワ



そんな状態のAをハヤトさんが連れ帰ってきた時背筋が凍るような思いだった」




弦月
「えっ・・・」







「Aをお風呂に入れてあげてる先生のそばで待つことしかできなかったし、




何より自分で助けに行けなかったのがすごく悲しかった。


先生が出てきてこれからAのそばにいてあげて欲しい





子供の灰に頼むことじゃないけど・・・って言われた時意味がわからなかったけど、



先生に連れられるまま風呂場に行った時に全てを理解した。」







弦月
「・・・」






「Aの背中には傷跡があった。最後に子どもの頃一緒に入ったお風呂ではなかった傷跡が・・・」







弦月
「もしかして・・・カーディガンとかを年中ずっと羽織ってるのって・・・」





「そう。Aなりの隠し方」



弦月くんは急いで部屋の外に出ていった




会いに行ったんだろうな

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作者名:ある | 作成日時:2021年9月8日 2時

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