02:Süßholz ページ7
阿部「残念、もう終わりだ」
sk「えー!おわりなノ?」
カフェを出た4人が、声のする方へ歩いていくと宮舘の言っていた大道芸人と思わしき人影が見えた。
されどもう終わりらしい。道具を片付けている様子が見受けられる。
ふと、その内の1人──恐らく身長的に彼が人間なのだろう──と目が合った。
酷く驚いたような顔をした彼と、そんな彼の様子を見てこちらを向いた、背の高い2体の機械人形、成程確かに宮舘が言っていたのは彼らで間違いないだろう。
阿部「…今日はもう終わりなんですかね」
向井「………え、あ、…はい…」
えらく歯切れの悪い返事だった。確かに少し変わっているといえば変わっている。
向井「…あ、あの、前に、どっかで会ってませんか」
阿部「え?」
深澤「照、俺この人たちと会った事あったっけ」
hk「過去、主人がこのような訛りの入る言語を使う者と対話した記録はない」
sk「ますたぁの、おともダチ?」
阿部「ううん、ううん、会った事ない、初めましてだと思いますけど…」
向井「……そう、ですか」
mm「…マスター」
ru「あはは、ご主人様が変な事聞いてすみません〜!皆さんこの街の方ですかぁ?」
阿部「え、はい」
ru「僕たち暫くこの街に滞在するんで、また会った時は仲良くしてください!」
深澤「やっぱり、君たちが舘さんが言ってた大道芸人さんたちだったんだ」
mm「噂にしてもらえてるなら光栄です。…マスター」
向井「お、俺向井康二っていいます、良かったら仲良くしてくれはりませんか…?あっ、こっちの黒いのがめめで、白いのがラウ。…俺ら、ここの勝手とかよぉわからんから、教えてくれはったら嬉しいんですけど…」
sk「おともダチ!」
阿部「ぅえ?あ、まぁ別に構いませんけど…」
深澤「っていうかあれでしょ?朝舘さんたちのカフェ行ったんでしょ?どうせまた会うよ」
向井「カフェ…?」
ru「あ、あそこですねぇ!あのパンケーキが美味しかったところですよぉご主人様ぁ!」
深澤「そそ。俺たちそこの常連だから。また会お。俺は深澤辰哉。こっちは俺の相棒の照!」
sk「さくまは、さくまダヨー!」
阿部「阿部亮平っていいます。よろしく」
hk「…主人。休憩時間が終わる」
深澤「あっ、やっべ。じゃあ俺たちはこれで!」
mm「マスター、私たちも戻りましょう。また夜に一芸やりに行く予定なので、その時にでも」
sk「さくま、みたイ!」
mm「お待ちしてます。では」
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milkmilkmilk723(プロフ) - 最近このお話を見るために占ツク開いてます!更新応援してます、コロナで騒がれていますがお身体ご自愛ください! (2020年4月8日 21時) (レス) id: 2c3c24b282 (このIDを非表示/違反報告)
I-RISA(プロフ) - Twitterも拝見致しました!お話し繋がってるんですね!続きがとても楽しみです! (2020年4月8日 16時) (レス) id: 52da8c48f6 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 湊都さんのお話、面白くて全種類読ませてもらってます!最近の更新で、あれ、もしかしてこれ軍パロの時の繋ぎ…?という期待が膨らみつつあります笑 面白いです、更新応援してます! (2020年4月3日 16時) (レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:湊都 | 作成日時:2020年3月30日 18時