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みっちゃんとの近況報告会と称したサシ飲みを個室居酒屋でしていたところ、真後ろの席に男性が数人ガタガタと座った気配があった。
その中にエミさんが混じっていたのがそもそもの発端である。
｢んじゃーエミさんの最近の話でも聞こうや！｣
｢せやぞお前、可愛い彼女作りよってこの童貞が｣
｢なーどうなん？どこまでやった？｣
｢あんまり聞かんといてや！｣
物静かで博識で物腰柔らかな彼の友人達は非常に騒がしく下世話だ。
それにラフな関西弁で返すあたり、男の集団にいる時との2面性を感じてちょっとドキドキした。
こういうのってやっぱり女性とは違った盛り上がり方するんだなぁとか、当たり前だけどエミさんも男性なんだなぁとかつい実感してしまうのだ。
背後の会話につい意識を集中させしまい、みっちゃんに声をかけられる。
事情を簡単に説明すれば、向かい側に座っていたみっちゃんは嬉嬉として私の隣に移動した。
この子容赦なく聞き耳を立てるつもりだ。
｢でも付き合ってもう1年……？まだそんな経っとらんか｣
｢夏やったやろ。せやから……半年くらい？｣
｢はえ〜流石裏切り者、長いわ｣
｢僻むなよトン氏｣
声からして5、6人はいる。
恐らく日常的に会話をしているであろうスムーズさで言葉が投げられている。
些かエミさんをディスる雰囲気があるのは彼のキャラ故だろうか。
ちょっと情けない所とかもあるし、そこを弄りたくなるのはまあ分かる。
｢で、エミさんが招集するなんて珍しいやん？｣
｢俺に1番に声掛けるなんて女絡み以外の何でもないでシッマ｣
女絡み、という言葉に身体が固まったのが分かった。
エミさんの周囲にいる女性は私一人、のはずだ。
だって彼はそんなに器用ではないから、私以外の女性を周囲に沢山侍らせるなんてことが出来るはずないのだ。
……本当に不器用なら、だが。
｢んで、一目惚れした可愛い女の子と付き合えて浮かれまくってたイキリハゲが今度は何の話や｣
｢……え？聞こえへんわ｣
｢だから、彼女に、ぷ、プロポーズをしようと、おもって！｣
背後の席がしん、と静まりかえる。
私もまずいことを聞いてしまったという気持ちでいっぱいである。
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てら。 - 神…！神様…！ﾝｯ…言葉で表せないくらい好きです！好き。…うん、大好き！応援してます！これからもがんばってくださいね！ (2021年7月30日 23時) (
レス) id: 731eee2e47 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのお菓子 - 完結おめでとうございます!普段恋愛ものは読まないのですっごく新鮮な気持ちになりました!おもしろかったです! (2019年9月4日 11時) (レス) id: e059b99e94 (このIDを非表示/違反報告)
あす - 私が課題に終われてる間にとても幸せふわふわ空間がつくられてました。更新お疲れ様です。新しい作品も楽しみです！ちなみに課題は終わってません(震え声) (2019年9月3日 0時) (レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - （続きです）最高の作品でした、本当にありがとうございます！また次回作以降も楽しみにしております…！是非お願いいたします！ (2019年8月31日 13時) (レス) id: 6e8503052d (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - はじめまして！あまり数のないemさん単体小説を漁っていたところこちらを見つけました。ぴゅあっぴゅあなemさん最高です…(合掌)水族館での出会いの情景なんてどこか神秘的で文章にすごく引き込まれました！私の年齢がわりと近いこともありときめきがとまりません。続 (2019年8月31日 13時) (レス) id: 6e8503052d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：志摩 | 作成日時：2019年8月24日 15時
