【そらる】心が読める少女を救いたい(修正版)

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信じてくれたかな…


あれ、これってわざと外して関わりを切った方が良かった…？


「で、それがどうしたの？」


「個人的嬉しい能力ですけど」


やっぱり思うよね、だから言えないの


『世の中、どれほどの人が嘘つきか解ります


お世辞も、ほとんど本心で言ってる人なんていませんよ』


この二人は、綺麗な心の持ち主だ


私と違って


「「…」」


何かを悟ったのか、気まずい顔になる二人


別に今更何か変わるわけでもあるまいし…


『良いんです、もう分かりきってます


だから、そんな顔しないでください』


ゆっくり顔を上げた相川くんは、目に涙を溜めていた


いい人…本当に


ありがとう、でも申し訳ないんだよね


『泣いちゃだめです、相川くんは笑わないとみんな悲しいんです


だから、私の為に泣かないで…？』


「僕、相原さんが悲しいと、悲しくなります


だから、助けたい」


「俺も、助けたい」


光と影、そんな存在なのに


なんで、助けを求めそうになるんだろ…


「ちなみに、助けたいって言い出したの彼方さんですよ」


すっかり泣き止んだ相川くんが言う


別にそこはどうでもいいんだけど…


一ノ瀬くんもなんで顔赤いの…

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