バレンタイン F.P byLon2 ページ15
Phantom
「これ、小生にですか? 」
―うん。あんまり食べないのかもしれなけど。
「そんな事ないですよ。嬉しいです。」
―…本当?
「勿論。それに、こんな格好をしてるとは言え、小生だってチョコレートくらい食べますからね? 」
―そうだったの。
「そうですよ。人を文化人見たいに仕立て上げないでおくんなまし?」
―そう言って、それも嘘だったり?
「今嘘を吐いてどうするんですか。それとも、麿が嘘を吐いているようにでも見えるのかの? 」
―…。
「嘘ですよ。嘘なんか吐いてないです。」
―そう言って?
「本当ですって。もう良いでしょう?
お茶を淹れてきますから、一緒に食べましょう。」
―…え、あ、うん…!!
「…本当に、Aの表情がころころと変わる様は、可愛いですね。」
―…!?
名のごとく、ふわふわと幻みたいな人物。お茶を淹れに立ち去った後ろ姿も、見惚れてしまいそうなくらい綺麗だと思ってしまう。あー、きっと自分はこの人にこれからも振り回されるんだろうなぁ、なんて。そんな事を考えていれば、にこ、と笑いながら彼は戻ってきた。
甘味に合わせて少し苦めのお茶は、程好く温かかった。
Dead or Live
「え!?これ俺にくれんのか!?!?」
うん、と頷くと君はぱぁぁっと表情を輝かせる。相変わらず分かりやすいなぁと言えば、だって嬉しいもんは嬉しいだろ? と返す君。綺麗に澄んだ満面の笑みは、見ていてる此方も笑顔にさせられそうだった。
「ありがとな!! これ、今開けてもいいか!?」
「もちろん。」
今日も負けちゃったのかな。お腹が空いていたのか君は、少し乱雑に箱を開けるとぱくっ、とそれを口に含む。美味ぇ！と声に出す姿に、良かったと返せば再び、ありがとうと声がした。
「また3月にお返しするからな!! 3倍返し、期待してろよ〜！」
「その前に素寒貧にならなければ、でしょ?」
「はは!!そうとも言うな!!」
豪快で、陽気で。そんな君にこうして頭を撫でられるのも、悪くない。その笑顔が見たいから私は明日も、君のために尽くすのだろう。
ふふ、と笑いながら君の胸に飛び込めば君はその長い腕で私を優しく、受け止めた。
◆◇◆◇
可愛い文章が書きたかったぽせぽせ
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リオ(プロフ) - 朱寧さん» ありがとうございます(^ ^) (2019年3月24日 21時) (
レス) id: 36457bb11b (このIDを非表示/違反報告)
山吹桜(プロフ) - 朱寧さん» 分かりました！ (2019年3月24日 14時) (レス) id: dc74c43e3f (このIDを非表示/違反報告)
朱寧(プロフ) - 作者様伝言の確認お願いします！ (2019年3月24日 12時) (レス) id: 28fe66ac14 (このIDを非表示/違反報告)
朱寧(プロフ) - どぅるじさん» 主催者のLonさんに代わって、失礼します！リクエスト承りました！遅くなってしまいましたが、今週お題にさせていただきます！ありがとうございました！ (2019年3月24日 10時) (レス) id: 28fe66ac14 (このIDを非表示/違反報告)
どぅるじ(プロフ) - リクエストお願いします！夢主ちゃんが隣で真顔で泣いてたらをお願いします！ (2019年3月9日 19時) (レス) id: 90d23b1642 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lon x他3人 | 作成日時：2019年1月21日 21時
