【合作】―Division Battle―【ヒプマイ】

バレンタイン M by山吹桜 ページ16

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「あ、あの、先生…よ、よかったら、これどうぞ…」
先生とお茶しているときに私は昨日作ってきたガトーショコラが入った包みを先生に渡した。

「ありがとう、見てもいいかな？」
「は、はい…」

先生は包みを開けて箱の中のガトーショコラを手に取って食べた。先生はお酒に弱いので入れなかったのだが、大丈夫なのだろうか？
お菓子作りなどあまりしないので緊張した。

「…うん、美味しいね。あまり甘くないから食べやすいよ」
「ほ、本当ですか！？」
「((ｸｽｯ本当だよ。ありがとうAさん。こんなに美味しいガトーショコラをくれて」


GIGOLO

ディナーを一二三が食べ終わった頃に今朝作ったチョコを一二三の前に出す。

「Aちゃん…もしかして、バレンタインのチョコ？」
「うん！一二三の為に作ってきたんだ」
「本当！？今食べてもいい！？」
「いいよ。あんまり上手じゃないけど…」

嬉しそうに箱を開けて、チョコを食べる一二三を見る。結構難しいチョコに挑戦したんだよね…。どうかな？

「！！お、美味し！！中にシャンパン入ってるの！？」
「一二三、シャンパン好きでしょ…。それに一二三ってシャンパンのイメージがあるからさ」

照れながらそう言うと、一二三に手を握られて、
「Aちゃんありがとう！！俺っちの為に作ってくれて！！」


DOPPO

「あ、あのA…？これは、一体…？」
仕事から帰ってきた独歩にザッハトルテを渡す。独歩に合うように作った。

「今日はバレンタインでしょ？だから、チョコ作ったの」
「こ、こここんな30手前のおっさんに！？」
「独歩はおじさんじゃないです。私からしたら。とりあえず食べて」
「わ、分かった」

独歩が一口食べる。するとすぐに目が輝いた。

「……何なの俺の彼女？こんな俺の為だけにこんなに美味しいチョコを用意してくれるなんて。天使？いや、女神だ。女神が俺の前にいるんだ。人生でこんなこと一度もなかったのに本当に生きてて良かった」

……一人でブツブツ言いながら食べてる。怖いな……。

「えっと、美味しかった。来年も作ってくれたら嬉しい」

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