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仕返し ページ2
黒子サイド
赤司君とお付き合いを初めて3日目、ボクはまだ慣れずにいた。
「黒子〜。」
彼はいつも休憩中にボクの頭を撫でてくる。そんなに身長差がある訳では無いのに。
「仕返しです。」
仕返しに赤司君の両頬を引っ張ってみる。
「嬉しいことをしてくれるじゃないか。」
そう言って彼もボクの両頬を引っ張ってきた。
「にゃにふるんでふか(何するんですか)。」
「黒子が可愛いことをしてきた仕返しみたいなものだよ。全く、今まで休憩時間がこんなに楽しいことなんてなかったよ。」
仕返しをしたつもりだったのにいつの間にか仕返しされていたようだ。
「黒子、お前といる時間が一番幸せだ。」
休憩時間の終わりに彼がいつもいう言葉。彼がこの言葉を言う時、ボクにしか見せてくれない微笑みをする。
「はい、ボクも幸せですよ。」
だからボクもこう返してしまう。
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作者名:LokiA | 作成日時:2017年7月25日 23時