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(ジュノ side)
ついにenigmaが表舞台に立った。
想像していたよりも反響がすごくて、改めてenigmaの凄さを感じた。
Aが創り出す歌から全てが始まる。
そこにヨンジェが作るダンス、エリーが作るMVや舞台構成、ジヨンが考える衣装やメイク、全てが相乗効果で重なり合う。
４人の創造力や製作力には脱帽だった。
俺の役目は、４人が自由に活動できるようにすること、そして何より４人を守ること。
だからAが襲われたと聞いたときはひどく後悔した。
ジョングガの後ろにぴたっとくっついて控え室に戻ってきたAはいつも以上に小さく見えた。
俺たちでさえ無意識に拒んだ彼女を見て、これから心が持つのか心配になった。
だけど、次の日ジョングガと一緒にenigmaの事務所にやってきた彼女を見て、その心配は吹き飛んだ。
やっぱりジョングガの存在はでけーよ。
Aに寄り添うジョングガは前にも増して男の顔をしていた。
「みんな、こっち来て！」
音楽祭当日の舞台袖。
出番前にAがこうやって集合をかけるのは珍しい。
ｼﾞｭﾉ「どうした？」
「今までデビューしてから、一度たりともステージで力を抜いたことはない。
それはみんなもそうだよね？」
ﾖﾝｼﾞｪ「あたりめーだろ。」
「うん。でも今日は今まで以上に、本気出して、全力でいきたい。」
ｴﾘ-「もちろんだけど、なんかあった？」
「今までプロデュースしてきた沢山のグループの前で踊るのは今日が初めて。
みんなに私たちの本気を見せたい。
あいつ…リクも、陰口言ってる女の子達も黙るような私たちの本気を見せつけたい。」
あぁ、そういうことか。
ｼﾞﾖﾝ「全員、黙らせてやりましょう！」
Aが心折れずに済んだのはきっと、こうやって輝ける舞台があるから。
ｽﾀｯﾌ「enigmaのみなさん、お願いします。」
スタッフの一言で目つきが変わるA。
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つむつむ(プロフ) - とても惹き込まれるお話でした！！離とは主人公の名前ですか？お忙しいかとは思いますが更新頑張ってください！！続きがとっても楽しみです！！ (2017年8月29日 19時) (
レス) id: 98566561f5 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - お忙しいとは思いますが続きの展開が気になります…！ (2017年6月9日 21時) (レス) id: 3ae85e211e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2017年2月20日 21時
