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正直、俺はAやヨンジェほど歌もダンスもうまくねーし、
ステージ上では心に余裕もない。
でも俺の隣ですげー楽しそうに踊るAを見て、
俺までもつられて笑顔になる。
曲が変わればさっきとは一転、俺でさえもどきっとするような不敵な笑みを浮かべる彼女。
こんなダンスを踊っているにも関わらず、歌声は一切ブレることなく響き渡る。
Aの後に声を出すのが恥ずかしくなるほど、彼女の声は綺麗だった。
「はぁー、楽しかった!」
ヨンジェ「まじでちょー楽しかった!」
ジヨン「あんたたち2人とも体力ありすぎでしょ…」
エリ-「2人がいつも以上に動きキレキレだったから、差が…」
ジュノ「でも見たか?あいつらの顔。
あんだけ陰口言っときながら、キラキラしてたぞ。」
ヨンジェ「見た見た!あの顔な!Aも見ただろ?」
「ううん、全く。ファンのみんなとジョングク君しか見てなかった。」
ジョングガのことはちゃんと見てたのかよ…
「あー、楽しかった!」
Aの笑顔はまさに昔の笑顔だった。
ジヨン「バンタンもかっこよかったわね。」
「うん。次の新曲も楽しみ。
プロデュース業も頑張らなきゃね。」
音楽祭が終わった控え室。
控え室に出入りしていた人も最近は少し落ち着いた。
Aがリクに襲われたあの日から、極力関係者以外は入ってこないようお願いした。
ヨンジェ「今日今から何する?」
「fireの最終チェック事務所でするかな。
もう少しでレコーディングだし。」
エリ-「僕もMVのカメラワーク考えなきゃ。」
ジヨン「私今fireの衣装作ってるところ。
最近あんまり作れてなくて。」
ヨンジェ「じゃあ俺もfireのダンス練習しよ。」
ひと段落したらこいつらにも休みやらなきゃな…
この時間が平和だと思った。
幸せだと思った。
でも一瞬にしてその時間は壊された。
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つむつむ(プロフ) - とても惹き込まれるお話でした!!離とは主人公の名前ですか?お忙しいかとは思いますが更新頑張ってください!!続きがとっても楽しみです!! (2017年8月29日 19時) (レス) id: 98566561f5 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - お忙しいとは思いますが続きの展開が気になります…! (2017年6月9日 21時) (レス) id: 3ae85e211e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる | 作成日時:2017年2月20日 21時