14話 伊達 ページ40
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私が倒れてから 早2日。
私の体は 元通り、と言っても過言では無い程、元気になっていた。
久し振りに、外の空気を吸いたい。
そう、思い立ったのが行けなかった。
「 ふあぁ、太陽さん お早う 」
そう、久しい太陽に話し掛ければ 何処からか飛んで来る刃物。
それは紛れも無い 短刀だった。
「 こらこらー、危ないですよ。
本丸内での抜刀は禁止の筈ですが?_____太鼓鐘貞宗さん 」
私が そう、彼に向かって言う。
勿論、太鼓鐘貞宗さんだという確証は何処にも無い。
唯の、勘。
「 チッ……外したか 」
そう、悔しそうに言う彼。
そう、悔しがる位なのだから 余程私を殺したかったのだろう。
「 殺めたいなら いつでも殺めて下さいな。
然し、私は 貴方達は 貴方達に '' 幸せ '' と言う 選択肢を与えに来たのです。
その選択肢、無くなっても良いのですか? 」
幸せになりたくない、と言うならば
私に出来ることは何も無い。
彼らが 幸せになりたい と言うならば 私は全力で力になる。
「 おお、____久しいなあ、貞 」
ふと、通り掛かった 鶴丸が太鼓鐘貞宗さんにそう話し掛ける。
「 主、畑仕事が終わったからな。 報告しに来たぜ 」
「 お疲れ様。ゆっくり休んでね 」
「 お前……… 鶴まで… …絶対、許さない … 」
そう言って、太鼓鐘貞宗さんは私達の前から姿を消した。
「 貞…? どうしたんだ…? 」
「 太鼓鐘貞宗さんなら、伊達の部屋に居る筈ですよ。
行きますか? 」
鶴丸は、何かを察した様に 静かに頷いた。
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ひゃっほーい
やっとお伊達出せたぜ〜
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鶴(プロフ) - 椿さん» ご意見、ありがとうございます(´;ω;`) (2019年5月8日 22時) (レス) id: f7d2eb1740 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 今まで通りがいいです! (2019年5月8日 22時) (レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
くれは卍(プロフ) - 【改】が更新されるのを待ってます!頑張ってください! (2019年4月5日 22時) (レス) id: 325596c204 (このIDを非表示/違反報告)
キリンロング - 【改】が更新されるのが楽しみ過ぎて夜しか眠れません(真顔)。 (2019年3月30日 22時) (レス) id: 390c1ef0c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆらん | 作成日時:2019年3月26日 10時