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Episode1 ページ2
………っ。
「ちょっと魔力使いすぎたかな……」
誰もいないであろう夜の街の隅で倒れ込む。
あまりにも自分が情けなく思えて、乾いた笑いがこみ上げる。
これまずいな…
どんどん身体が動かなくなってくんだけど…
最悪死ぬかもなぁ……
『死』という文字が脳内をよぎったとき、私の中から恐怖は生まれてこなかった。
あるのは、後悔とちょっとの安堵。
ただ、最期がこんな終わり方なんて…
い…や……だよ、な……
そうして私は意識を手放した。
…直前になぜだが身体が浮くような感覚がした気もするけど、私には考える余裕なんてなかった。
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作者名:いぃら。 | 作成日時:2017年10月29日 0時