薄桜鬼 千鶴の妹

５話 ページ6

斎藤 「昨晩、京市中を巡回中に、隊士たちが不逞浪士らと遭遇。斬り合いになった後、隊士たちは浪士らを斬り伏せましたが、その折、彼らが『失敗』した様子を目撃されています」
A 「・・・失敗か〜」

声には出さず口だけを動かして言った

千鶴 「わ、私何も見てません！！」

お姉ちゃん嘘つけないのに・・・

平助 「本当に？」
千鶴 「見てません」
永倉 「あれ？総司の話では、おまえらが隊士どもを助けてくれたって話だったが・・・」

永倉さんが首を傾げる
沖田さんは口の端で笑う

千鶴 「ち、違います！！ A 「ちー姉ちゃん、無理だと思うよ？沖田さんの罠にかかってるから」え？」

お姉ちゃんが驚く
いや・・・大体の人は驚いてる

沖田 「なんのこと？」
A 「だってさっき笑ったから・・・それに見ただけだし」
斎藤 「・・・おまえ俺と一緒に斬ったはずだが？」

あっちゃ〜それここで言っちゃいますか？

新選組−斎藤 「それはどういうことだ！？」
斎藤 「俺が斬るのに気付かなかったあいつが、心臓を刺した」

！？

沖田 「なんで？心臓なの？」
A 「それは弱て・・・ちーお姉ちゃんを斬ろうとしたから」
沖田 「今何て言いかけたの？」

分かってて聞いてくる
どうしよう(・_・;)

千鶴 「あの・・・絶対に誰にも言いませんから！！」

助かった！
お姉ちゃんが髪をいじりながら懸命に訴える


でも結果的には部屋に戻されてしまった

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