薄桜鬼千鶴の妹 (ページ30)

今日:24 hit、昨日:7 hit、合計:34,380 hit

２９話ページ30

千鶴「突然どうしたんだろうね？」
A 「幹部全員集めるんだから何か大事なことなんだと思うけど」

局長命令で広間に集められた私達

近藤さんが全員いるのかを確認する

近藤「会津藩より正式な要請が下った。長州制圧のため、出陣せよとのことだ」
永倉「ようやく来たか」

永倉さんだけでなく他の人も嬉しそうだ

近藤「ついに会津藩も、我々の動きをお認めくださったのだ」
平助「よっしゃぁ！新選組の晴れ舞台だ！！」

殺し合いの何処がいいのかは分からないけど・・・人間は嫌いだから別に否定はしないでおこうかな

というか平助君行くには別にいいと思うけど・・・過保護な土方さんが許すかな～？

原田「平助、おまえはまだ傷が治ってないんだからさすがに無理だろ」
平助「治ってるよ！！」
沖田「怪我人は大人しく、ここで待機すべきじゃないかな？」

沖田も言えないと思うんだけどな
山南さんが案の定口をはさんだ

山南「そういう沖田君もですよ。不服でしょうが、私もご一緒しますので」

三人とも顔が曇っている

A 「まあ仕方ないんじゃない？」

すると突然近藤さんが立ち上がり私とお姉ちゃんに近づいてきた

近藤「君達も我々と共に行ってくれるか？」
千鶴「え！？」
近藤「戦場に出てくれというわけではない。伝令や怪我人の手当てなどをお願いしたい。・・・面目ないが、今は人手が足りなくてな」
A 「私はちー姉ちゃんが行くなら行きますよ？」
千鶴「え！・・・」

お姉ちゃんは迷っているようだ
しかし土方さんと目が合うと

土方「無理にとは言わん。行くか行かないかは自分で決めろ」

千鶴は幹部全員を見渡し最後に私に目を止めると

千鶴「私でも何かのお役にたてるなら・・・行きます」

近藤さんはホッとしたようだった

山南さんが広間を出ていく

近藤「明日の朝出発だ！！」

近藤さんの声に解散となった