薄桜鬼千鶴の妹 (ページ26)

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２５話ページ26

昨日の池田屋にいた鬼・・・お姉ちゃんにもちょっと気付いてたかな？

お姉ちゃんは今巡察の原田さんや永倉さんと一緒に行ってるので私は一人だ
土方さんには行かないのかと聞かれたが
今日は生憎やんなくちゃならないことがあるんだよなー

平助君の部屋の前

A 「平助君？起きてるか」
平助「ああ」

返事が返ってきたので中に入る
そこには体を起こし、こっちをみている平助君がいた

A 「無理しない方がいいよ？」
平助「これくらい大丈夫だ！！」

でも、起きていられると困るんだよね・・・

A 「平助君、これ薬だって」
平助「ありがとな」

近くにあった水を渡すと
薬・・・催眠薬を飲んだ

しばらくは話し相手をしていたがうとうとしてきた

A 「平助君、寝ていいよ？土方さんにも言っとくし」
平助「悪い」

平助君はそのまま眠った

A 「それじゃあ始めますか！！」

平助君の額の傷に手を当てる

A 「移し身の力！！」

平助君の額の傷の半分を私に移した
すると、額から血が出てきた

A 「さすがにちょっときついな・・・次は沖田さんか」

額に包帯を巻き、前髪で隠す

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沖田さんの部屋

A 「沖田さん、起きてますか？」

返事がなかったので勝手に入ることにした
沖田さんはぐっすり眠ってるようだった

A 「けど、油断は禁物！」

睡眠薬を沖田さんの口に少し入れた
私は水を口に含むと

そのまま沖田さんに接吻をし水を口の中に入れてやる

沖田「！？」

沖田さんが目を覚ました
驚いているがそんなことは気にせず沖田さんが水を飲み込むまで口を塞いでいた

ゴク

沖田「君、何してるの？」
A 「土方さんに言われた薬を飲ませようと来たんですけど、起きてなかったので飲ませました」
沖田「ふ～ん。君、僕に襲われたいわけ？」

沖田さんの顔が近づいてくるが
私は慌てなかった
だって

眠ったから

A 「これでやっとできる！！」

沖田さんの額に手を載せる

A 「移し身の力！！」

胸が少し苦しくなり体のあちこちからも血が出てきた

A 「あとは・・・山南さんだけだ」

山南さんはまた今度だな・・・今これ以上やったしばらく動けなくなる

部屋に戻り包帯を巻きなおした