薄桜鬼千鶴の妹 (ページ20)

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１９話ページ20

あれから数日はすんごい警戒されてたけど
私は無視を決め込んでいつも通り普通に過ごしてた

その間にお姉ちゃんは斎藤さんと勝負して
外へ行くことを許された

そして今日はお姉ちゃんと一緒に巡察
まあ沖田っていう変なもの付きだけど(＾ｖ＾)

沖田「Aちゃん、失礼なこと考えなかった？」
A 「き、気のせいですよ(・_・;)」
千鶴「にぎやかだ―(*^_^*)」

わあー満開の笑顔だ
可愛い

ギュッ

沖田「千鶴ちゃんはしゃぎすぎ、巡察だってこと忘れないでね」
千鶴「は、はい」

沖田さんの言葉に頷くと
周囲にいる人に綱道さんのことを聞きに行った

それをゆっくり追いかける

A 「沖田さん、ちー姉ちゃんは久しぶりの外の空気なんだから、もうちょっと考えてください！！」
沖田「そんなこと言われてもな～・・・・って千鶴ちゃん！！」
？「貴様ら！もう一度言ってみろ！！」

振り返ってみると
隊士と浪士数人が言い合いをしていた

沖田「はーあ～、よりによってこんな所で」

沖田さんは小さくため息をつきお姉ちゃんが行った方を気にしながらも隊士の元へ向かった

私は沖田さんの言葉に胸騒ぎがした

A 「ちー姉ちゃん・・・」

後ろ姿を見つけて走る

お姉ちゃんがのれんをくぐって店に入っていく

私も遅れて入っていくとちょうど浪士が騒いでるところだった

浪士「こ、こいつ！さっき新選組と一緒だった奴だぞ」

いきなり刀を抜いた
そのまま千鶴に襲いかかろうとするが

A 「わた、僕に気付いてる？」

今男装中だったよ(・_・;)

ガキンッ

鈍い音が響く

私が刀を跳ね返すと
沖田さんが入ってきた

沖田「君たちって本当に運がないよねえ、ある意味こいつらも、僕もだけど」

沖田さんの苦笑

そのあと一番組の隊士達が突入し乱闘が始まった

パシッ

私はお姉ちゃんの手を握って外に出た
外に出ると、屋根裏で感じた気配があった

A 「すみません、屋根裏にいた人ですよね？」

その人は驚きながらも頷いた

A 「それじゃあ・・・ここは大丈夫そうなんで屯所に帰りましょう？運良く長州の者もいたみたいだし」
？「・・・ああ」

私達は先に帰って報告することにした