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第百三十九話 ページ39

彼はそう言ったけど


アーチャーの目はあの人たちと同じだった


私を責めるような目をしてた


私を下に見るような目をしてた


家に戻るとランサーは機嫌がよかった


マフラーを首に巻いて


鏡の前でポーズをとっている


【人の気も知らないで】


怒りで我を忘れ、今までの思いをぶつける


なんで私の言うことを聞いてくれないの?


人を殺し過ぎないでよ


全部、私が悪いみたいじゃない!


ランサーは冷え切った目でこちらを見る


背筋がゾッとした


「貴方、自分のこと棚に上げすぎじゃない?
そんなに嫌なら令呪で命令すればいいだけのこと」


全てが正論だった、ぐうの音も出ない


彼女はもはや私自身に興味はなかったらしい


ただマスターとサーヴァントの関係を保つ


それだけだった


もはや修復など無駄だろう


彼女は私に心を開くことは無い


それがまた恐ろしくて


令呪で命じたのが、"私を殺すな"


呆れられたら殺される


和也の為に……私は殺される訳にはいかない


ただただ冷え切った瞳が


こちらを見据えていた





ランサー ストーリー


私のマスターは弱者だった


真名を言っただけで彼女は身を震わせた


ああ、なんて弱い


殺す価値もない家畜だ


彼女はアーチャーのマスターと手を組む


私の意見など聞かないで


アーチャーは特に何も思わなかったみたいだけど


私は自分のマスターに呆れていた


彼女はアーチャーのマスターの為に


自分が生き抜く為に聖杯戦争に参加してる


つまりそれは私のことなんか


どうでもいいってことだ


私の願いなどそっちのけ


頭が痛くて痛くて堪らないけど


あのマスターのことで頭を悩ませるのが


馬鹿みたいだと思い、考えるのをやめた


一番よかったのは、私が何をしようと


口を出さなかったことだ


召喚された次の日


私は血を求めて(家畜)を殺した


私は美しくあればならない


ずっと若々しくいなければならない


今日も今日とて獲物を探す


ふと通りかかったお店


目の前にあるのは"てれび"というやつだ


画面の中で数人の女たちが


周りの男達に笑顔を振りまいている


踊ったり、歌ったり


「(なんて……)」


キラキラしているのだろうか


一生懸命歌っても


誰も聞いてくれなかった私の歌を……


この場所で歌うことが出来たのなら


誰もが私を見てくれるのだろうか?


ふと視線を感じた


チラリと目だけを動かすと


そこには不思議な少女がいた

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ゆき - いや当然ですよ!…スィ−ン一! (5月10日 19時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆきさん» そういって頂き、感激です! (5月8日 6時) (レス) id: 7988c73045 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - スマナイ、カミサクヒンダ、スマナイ! (5月7日 17時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
まな★★(プロフ) - ゆきさん» うーなんとも言えないです……ネタバレになっちゃうので、すまないw (5月4日 18時) (レス) id: f47f4a70d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - エ、エリちゃんが… (5月4日 8時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まな★★ | 作成日時:2019年4月8日 12時

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