薄桜鬼・少年陰陽師〜トリップした昌浩と姉〜

４６話　「桜千と蘭炎の過去２」 ページ48

蘭炎ｓｉｄｅ

我らは人間が好きなゆえに
困っている人間を助けようとした

が、あ奴らは・・・



男たちに連れられてある屋敷まで来た

ここに妖怪がいるというのか？
何も気配はしないが

我と桜千は屋敷の中央まできた

すると突然

男１ 「・・・ここまで来てくれてありがとう」
男２ 「じゃっ・・・やれ―――――」

男が声を上げた

すると
我と桜千が立っているところを中心に
円、結界らしきものが現れた

桜千 「な、何をするのですか！？」

桜千が声を上げる

男１ 「何ってお前ら神だろう？」

気付いていたのか・・・

男２ 「神を捕まえて利用するんだよ」
男３ 「神もつかまっちまえば何もできねぇーからなｗｗｗ」

なぜ！？

人間とはこんなにも愚かな生き物だったのか？

桜千 「な、何故・・・」

桜千の姿が神の姿に戻った

が、深い緑色だった髪が
黒に変わっていく・・・神気も変わった

桜千 「蘭炎・・・髪が・・・」

桜千の言葉に我を見ると
髪が紫から黒に変わっている

蘭炎 「桜千もだ」

我の言葉に桜千は自分の姿を見る


桜千は顔をあげた

目が合った



悲しみ、怒り、苦しみ、恨み、

裏切られた気持ちになっているのだ・・・

人間を・・・

信じられなくなっている

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