薄桜鬼・少年陰陽師〜トリップした昌浩と姉〜

１７話　「鬼？」 ページ19

A 「そう！！千鶴ちゃんは純血の鬼よ！！」
千鶴 「私が・・・鬼？」

千鶴ちゃんはよくわからないという顔をする

土方 「鬼だと？」
平助 「なんだよそれ？」
A 「黙ってて！！」

新選組がおとなしくなる

A 「千鶴ちゃん！！あなた傷の治りが速いでしょう？」

千鶴は驚いた顔をしている

千鶴 「なぜ？それを・・・」
A 「私はここを知るためにありとあらゆることを調べたのよ！！」
昌浩 「あれは疲れました姉さま・・・」
紅蓮 「そうだな！！清明なみだったぞ」

もう、うるさいわよ！！

A 「鬼はね治癒能力がとても高いの！だから傷もすぐに治るし、力も強い！！

千鶴ちゃんのお父さんは綱道じゃないの！！千鶴ちゃんのお父さんやお母さんは人間に殺されたの！！幕府に・・・」
千鶴 「そ、そんなこと言われても信じられません！！」

千鶴ちゃんは大きな声で言った
たぶん幕府に殺されたと言ったからだろうな

A 「じゃあ貴方のお兄さんは覚えてる？今は南雲薫と名乗っているのよ！！
しかも綱道と雪村家、貴方の家をもとにもどそうとしているわ」

千鶴ちゃんは薫という言葉に反応をみせた

A 「薫はね！千鶴ちゃんの双子のお兄さん！！貴方のただ一人残された家族！！」
千鶴 「か・お・る？」

何かを思い出すように薫の名前をつぶやくと眠ってしまった。

明日には全て思い出しているはずよ
自分で封じ込めた記憶を自分で思い出そうとしているのだから

A 「千鶴ちゃんお休み(*^_^*)」
土方 「千鶴に何をした？」

あら、土方さんって千鶴のこと・・・

桜千 「A様は何もしていません！！ただ記憶を呼び起してあげただけです！！」

桜千がいきなり現れると怒った口調で話しだした

昌浩 「桜千は本当に姉さまのことが好きだよね！！」
紅蓮 「当たり前だろう！！命を救ってもらったんだからな！！」

命、ねー

A 「桜千！！大丈夫よ！！！それと・・・宵藍と蘭炎は殺気を放つのをやめなさい!!貴方達の神気が強すぎるわ！！」

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