八犬伝 幻灯火に助けられし者

人鬼 ページ7

要「よかったの？」

A「何がー？」

要「Aって、大塚村の犬塚Aでしょ？浜路と一緒に引き取られた」

A「そうだよ。確かに私は犬塚家に引き取られた。けどさー今の私をみて？何歳にみえる？」

要「１０じゃないの？さっきも自分で「違うよー！私は１５！幻に助けてもらってから歳とってないんだ」だから私じゃなくて僕なんだ」


こんなこと他人に打ち明けたのは要が初めて
まあ、蒼とかは知ってるけど

A「だから尾崎Aでいさせて？すぐにバレると思うけどさ！信乃と莉芳は鋭いから」

要「そっか、じゃあこれは僕と君の秘密だね」

A「うん！ありがと(*^^*)」

もう一度要に抱きついた
なんか本当に兄妹みたい


要「それじゃ、しーちゃんたちのお出迎えにいこっか」

要の後ろの服をちょこんとつかんでついていった

A「そういえば、あなたたち狐たちにも内緒にしていただけると嬉しいな(*^-^*)」

狐s「はい！もちろんですとも！」

よかった
しばらくは記憶のないふりでもしてよう♪



要「君さえ良ければずっといてもいいんだけどね。尾崎要だ、よろしく！」

信乃「お前か！浜路を誘拐したのは！！」

要「誘拐じゃない、ご招待したんだよ！ね、A！」

いきなりそこで私？

A「うん！要お兄ちゃんは悪くないもん！」

要「Aは偉い子だね！さ！中へどうぞ、ご馳走も用意してある」

A「要お兄ちゃんも狐ちゃんも中に入ろう？みんなもおいで！ね！」

要の手を引っ張って中に連れてく

要「引っ張らないの、ちゃんと行くから！」

A「はーい！(要の妹楽しいかも♪」

　




信乃・莉芳「A？」

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