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六拾参 ページ21

梢サイド


兄様が羅刹になったときいて信じられなかった
あんなに強かった兄様が羅刹になるとは考えたくなかった

涙が止まらない

桂さん高杉さんも以蔵君も泣いてはいないけれど辛そうな表情をしていた

Aちゃんのところに行こうとしたときだった

風間さんが言った

「桜ノ宮家は綱道に滅ぼされた」と

また綱道と言う人
私の兄様を羅刹にしただけではなく、Aちゃんの家族まで殺していたなんて!!

突然部屋の空気が変わった
鬼達が怒りのあまり姿を変えたのだ

その姿は神秘的だった

梢「・・・綺麗」

ふと漏れた言葉
銀に光輝く髪に金の瞳は以抜くように真っ直ぐで澄んでいた

以蔵「凄い殺気・・・」

桂「はい。鬼の方々の決意の現れと言ったとこれでしょうか?」

決意?

以蔵「なんの決意?」

晋作「配置を見てみろよ!」

配置?

梢「えっ!?どーなってるの?」

晋作「殺気が消えた」

高杉さんの言う通り重いものが無くなった感じがした

鬼達はAを取り囲むようにして方膝をつき頭を下げた

『鬼に災いを成すものが現れた時我は目を覚ます』
「我を呼んだのは私」
『我に従うものはお前たち』
「私に力を貸してくれるのは薫、千鶴、千、君菊、風間、天霧、不知火」
『「私と我は二人で一つ」』
『我は過去を生きるもの』
「私は今を生きるもの」
『「鬼を守るが宿命であり、願い」』

Aちゃんの姿も変わる
その姿は誰にも負けないほど綺麗で儚くて
それでも瞳は真っ直ぐで

梢「(綺麗・・・)私も戦うよ!兄様を助けなければいけないから!」

桂「私も戦いましょう!聡介殿との約束がありますからね」

以蔵「梢を守る・・・だから行く!」

晋作「俺も行くぜ!Aと梢の兄に会ってみてぇーしな」

今のAちゃんは二人いるんだと思う
でもどちらのAちゃんも私の妹であることにかわりはないから!

A「ありがとうみんな♪私も『我も』嬉しい!」

どんなに姿が変わってもAちゃんはいつも通りで優しい

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まなさん★★(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» わかりました!遅くなると思いますが書きたいと思います! (2014年7月31日 20時) (レス) id: 09e5dbd060 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 絶対に続編お願いしたいです。読みたいです。 (2014年7月31日 19時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん★★(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 本当ですか!?ありがとうございます!!ようこちゃんは続編見たいですか? (2014年7月31日 17時) (レス) id: 09e5dbd060 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 凄く楽しかったです。 (2014年7月31日 16時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん★★(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» ありがとうございます!!ここまで読んでくれてありがとう(*^ー^)ノ♪ (2014年7月31日 10時) (レス) id: 09e5dbd060 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まなさん★★ | 作成日時:2014年3月23日 17時

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