薄桜鬼×裏語薄桜鬼パート2 (ページ20)

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六拾弍ページ20

桂「それは本当なのですか？」

不知火「あー確かだぜ」

以蔵「・・・よかった」

晋作「よかったな！A！」

A・梢「うん！」

けれどそれは一瞬のものだった

不知火「けどなーあいつ羅刹になってたな」

えっ！？
今不知火さんは何て言ったの？
羅刹と言ったの？

薫「なんで羅刹なんかに！？」

風間「・・・雪村綱道だ。あいつが薬を飲ませた」

千鶴「父様が！？」

土方「綱道さんが・・・」

梢「うそ・・・うそよ！！そんなこと信じられない！！兄様は兄様は・・・」

梢ちゃんの頬に涙が伝う

風間「それともうひとつ」

まだ何かあるの？
これ以上にまだ不幸が続くの？

風間「桜ノ宮家を滅ぼしたのも綱道だ」

ブチｯ

その瞬間私の中で何かが切れた音がした

千「雪村綱道・・・許してはおけないわね」

お千ちゃんから殺気が放たれる
その横には君菊さんがいて同じように殺気を放っている

薫「Aの家族を奪うだけじゃなく桜ノ宮家をも滅ぼしたのか！！あいつは！！」

風間「あいつはもう鬼ではない」

不知火「人でもなけりゃー鬼でもねーあいつは何にも属さないなww」

天霧「桜ノ宮家を滅ぼしたことを後悔するだけでしょうに」

鬼達の姿が変わっていく
白髪に近い銀に輝く髪が風もないのに揺らめき
瞳は金に輝く
角が生え今までとは違う姿

それを見た【人】は驚く

千鶴「桜ノ宮家・・・鬼・・薫、私達はやらなければいけないんですね？」

薫「僕ら雪村家のものはどこの鬼よりも恩があるから」

千鶴「雪村家は桜ノ宮家の為に！命をかける」

千鶴ちゃんの姿も変わる
人ではない鬼の姿

土方「ち・・づ、るなのか？」

平助「どーなってるんだよ！！羅刹みてーじゃん」

斉藤「いや、白髪と言うより銀だろう！」

沖田「それに瞳は赤じゃなくて金。それに角？が生えてるよ」

永倉「これが鬼だって言うのかよ！？」

原田「・・・ああ、たぶんな(殺気が強すぎる)」

新選組の会話が遠くに聞こえる
神経が研ぎ澄まされていく