薄桜鬼×裏語薄桜鬼パート2 (ページ18)

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六拾ページ18

薫「桜ノ宮家は鬼の守護鬼・・・今まで鬼を守って来たのがA姫の父君たちだ」

千「そう・・・桜ノ宮家は人間から鬼を守っていたの、だから皆恩があるのよ」

君菊「その恩は大きいのです。ですから私達鬼は姫宮を守ると桜ノ宮家の長であった姫宮様の父君と約束を交わしたのです」

晋作「じゃあAの家が一番偉いのか？」

薫「そうだよ。皆に慕われ、信じられているししかも純血だからね」

その生き残りが私・・・なんかすごいなぁ～

沖田「ふ～ん♪Aちゃんが一番かぁｗｗ」

私が一番偉い・・・かぁー

千鶴「じゃあ私は鬼なんですよね？なら父様も？」

そういえば千鶴ちゃんはお父さんを探して新選組にいるんだっけ

薫「綱道は父じゃない・・・僕らの両親は人間に殺されたよ」

私と同じ・・・でも千鶴ちゃんも私のように覚えていなかった
薫は一人でそんな辛いことを背負っていたんだ

梢「人間に！？」

桂「鬼は本来争いを嫌う者なのに巻き込まれてしまったのですね・・・」

千鶴「人間に・・・・・・・炎の中で・・・」

薫「！？・・・思い出したの？」

記憶の断片かな？

炎の中

千鶴は軽く頷く
薫は嬉しい様な悲しい様な微妙な顔をしていた

土方「で？俺達何の用があってお前達は屯所に来たんだ？」

お千ちゃんと君菊さんに問いかける
お千ちゃんの目が鋭くなる

千「鬼のまがい物のを作るのをやめてほしいのよ」

鬼のまがい物、羅刹

あれは全て殺さないとね♪
聡介兄様がいなくなった理由でもあるし
それになにより・・・私の血が騒ぐ

土方「それはできねぇ相談だな」

君菊「弱点も知らずに研究を進めないでください！あれは幕府が鬼を殺して得た血・・・我らの血です」

千「人間は鬼にはなれないのよ・・・ただ自分の命を縮めていくだけよ」

左之「どーいうことだ？」

薫「そのままの意味だよ！羅刹の力は自分の命だ」

平助「命？」

あんな力がただの人間につかえるはずはないもんね♪

！？
鬼全員の視線が外へ向く

A「純血全員が集まったね♪」

鬼以外は困惑気味の顔だ
私も会うのは初めてだと思う

千「風間ね！さっさと中に入って挨拶でもしたらどう？桜ノ宮様がいるわよ？」