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梢ちゃんは部屋にこもり昨晩のことを思い出している
梢 「生きてるなんて、そんな気休め・・・」
ふと漏らした言葉
A 「梢ちゃんが信じなきゃ誰も信じられないよ?聡介兄様は絶対に生きてるよ」
梢ちゃんはそうかもねとほほ笑んだ
しばらくそっとしておこう
そう思いその部屋から出て自室へ向かう
廊下を歩いていると
? 「御免、どなたかおられるか」
? 「どなたか!」
声が聞こえたので
A 「はい!」
梢ちゃんの声も聞こえた気がするが
とにかく門に向かうと
後ろから梢ちゃんも出てきた
梢 「申し訳ございません、お待たせいたしました」
? 「いや、こちらこそ。突然の来訪、失礼した」
そこには背の高い侍ともう一人赤髪の男性が立っていた
武市 「私は、武市半平太と申します」
ああ、土佐勤王党盟主の
梢ちゃんも気付いたみたい
梢 「あなたが、土佐の武市先生・・・」
武市 「おや、私をご存じでしたか?」
聡介兄様も言っていたし
何よりここら辺じゃあ有名だと思う
武市 「ところで君達は、霧島君の妹君梢さんとAさんだね」
慌てて梢ちゃんがあいさつをしたので私もあいさつはしておいた
どうやら聡介兄様は武市先生に私達の話をよくしていたらしい
本当にシスコンだな
武市 「時に、その霧島君は中におられるかな?話半ばで『大切な物をとりに戻る』と中座したきりなので・・・おや?」
梢ちゃんは耐え切れずに泣き出してしまった
私はそんな梢ちゃんに抱きついた
不思議に思った武市先生が尋ねる
梢ちゃんはとぎれとぎれにも昨晩のことを話した
私はその間梢ちゃんの頭や背中を優しくなでていた
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - こんなにかっこよく書けるなんて羨ましいです。続き楽しみです。 (2014年5月3日 0時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん★★(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» コメントありがとう!かっこよく書けてたなら嬉しいです! (2014年5月2日 23時) (レス) id: 640ee715f8 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 初めまして。凄く良かったです。主人公かっこいいです。 (2014年5月2日 20時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
アイオン(プロフ) - まなさん★★さん» だねぇww (2014年4月19日 0時) (レス) id: f6622ca2e7 (このIDを非表示/違反報告)
まなさん★★(プロフ) - アイオンさん» それじゃかっこよくない!!ww (2014年4月18日 23時) (レス) id: bede127cb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まなさん★★ | 作成日時:2014年3月2日 0時