〔Ⅱ〕Iloveyou【Undertaleau】 (ページ10)

今日:1 hit、昨日:14 hit、合計:4,293 hit

服ページ10

｢ぇ、あ、くっクロス？｣

｢はいそうですよクロスですよっ！って、なんでクローゼットの中に居たんですか！？｣

｢だって、なんか足音聞こえてきたし。｣

怖いじゃんかと付け足す

クロスは、溜め息をつくとこう言う

｢Aさん、その様子だと熱は治ったらしいですね、服、着替えてください。｣

｢あ、うん。｣

クローゼットっから服を取り出す

服は、何種類かのお洒落なドレスやカーディガン

そう言った服から見たことないような服まで

｢ねぇ、この服。なんて言うの？｣

私は、気になった服に指差す

その服は、袖が長くて変な感じの襟(？)みたいなのがある

なんて言うか、表現がしにくいものだ

｢これですか。確か、ニホンっていう此処から離れた島国のドレスみたいなもので、キモノって言うらしいですよ。｣

キモノ・・・？

なんだか不思議な名前だ

そんな名前、生まれてはじめて聞いた

それに、ニホンって何処なんだろう

本で読んだけど、オミソシルとか、ツケモノとか言うものがあって

確か精密機器の開発技術が他の国に比べたらなんか凄いらしい

でも、まだニホンが作った機械は採用されてないらしい

なんか、まだ安全性や性質とかが曖昧らしくって現在そこら辺のことをどーたら話し合ってるらしい

早ければ五年後位にはここら辺の国にも送られてくるらしいけど

そんな国のドレスみたいなもの？

これが？

ふわふわしてないし、リボンも着いてないし、

本当にドレスか？これは

｢キモノに興味持ったんですか？｣

｢うん。｣

｢そうですか、じゃあキモノっ一回着てみたらどうです？それで、動きにくかったら何時ものに着替えれば良いですし。｣

｢そう、だね。｣

｢じゃあ、俺が着させてあげますよ。｣

｢！？なんでくっクロスがぁ！？私一人でもこれくらい着れるよっ！！！｣

｢へー。そうなんですか。じゃあ、ご自身で着てみてくださいな。因みに、これはオビって言うらしいですよ。｣

この長い布がオビ・・・か、

｢そうなんだね。別に私一人でもこれくらい着れるよっ！じゃ、部屋の外で待ってて！｣

｢はい、了解しました。｣