Iloveyou 【Undertaleau】 (ページ9)

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真逆ページ9

｢皆様、この度はパーティーにお越しいただき誠にありがとうございます。この国の姫であるAです。以後お見知り起きを。そして、今夜と翌日まであるパーティーを心行くまでお楽しみください。客室は事前にお渡しした鍵に書いてある番号の部屋です。分からないことがあれば召し使いにお聞きください。｣

丁寧な言葉を使い私はそのように舞台で言う

少し一気に言ってしまった

息を吸って私はこう言う

｢それでは、パーティーを開始させて頂きます。｣

そして、綺麗に見せるようにお辞儀をした

パチパチと拍手の音が会場に響く

舞台を下りるとナイトメア達に声をかけられた

｢いやぁ、お前にしては凄かったなぁ。お前のことだし、いつもの口調で荒くやるのかと思えばまさかの真逆だなんて。｣

褒めてるのか馬鹿にしてるのかが分からないような言い方をするナイトメア

キランッとシアン色の瞳がいつものように綺麗である

｢ちょ、兄弟・・・。そんなこと言わないの。にしても凄かったよー！｣

｢そういや僕達って自己紹介してなかったよね？僕キラー！よろしく！｣

｢・・・マーダーだ。んで、コッチにいるのがパピルスで・・・。｣

ぱっパピルス見えないけど・・・

私が可笑しいのだろうか？

｢おっ俺、ホラー。よろしく。｣

キラー、マーダー、ホラーね、よし、覚えた

｢ねぇ！Aちゃんってチョコレート好き？｣

｢うん。好きだよ。｣

｢そっか！じゃあ僕と食べに行こ！僕が来たときに置いてあったんだー！｣

そう言って私の腕を引っ張るキラー

腕を引っ張る力が強い為に少し痛い

｢え、でも・・・。｣

｢・・・ダメ？｣

キラーは少し間をあけてそう言う

その声は先程の声と違って少し低い

｢・・・お前やめろ。初対面、それも此処の姫だ。下手すりゃお前の家系潰れるぞ。｣

潰れる・・・か、

もしかするとあの家系の・・・？

え、でもキラーがあんな奴らとっとは思いたくないな

｢あっそ。でもあんな奴らから僕的には早く出て行きたいし。ぶっちゃけ潰れろって感じだし。｣

・・・やっぱ訳ありか？

｢へぇー。でもさ、お前にも影響は多少ある。少なくともコイツに何かしてみろ。それが常識の範囲内でなけりゃ即お前はAと会えなくなるぞ？｣

マーダーはニタァッと少し不気味な笑みを見せる

｢っ・・・。｣

キラーは私の腕をぱっと離して走っていってしまった