【あほの坂田】同棲生活 始めました。

135 息吸えよ ページ35

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『センラさんお久しぶりです！あ、中どうぞ』


ドアの前で険悪ムード全開な坂田の後ろから顔を出す。


センラさんはマスクを外しながら、センラーなら一発KOの微笑みを見せる。


「たきちゃん久しぶり〜。あ、そのブラウスかわええなぁ…よう似合っとるで」


もちろん一発KOだった私は、くらっと少しの目眩を感じながら 坂田の肩に掴まる。


「ちょ、僕無き者になってない？

センラくんなんか普段絶対そんなこと言わないし！落としにきてるの丸見えだし!!

AもAだからね、センラくんってAが思ってるほど優しくないよ！」


『どんだけ不満抱えてんの』


「僕が普段言わへんのはさかたんだけやで」


『つまりセンスが皆無』


「うっ…でもそれはAもでしょ!?」


『おい傷口えぐんな！痛いわ!!』←


そういえば玄関先でなにもめてんだ私ら。


ドア開いてるし。近所迷惑すぎるだろ!!


「あ、うらたん今日来れへんのやって。

さかたんは仕事なんやろ？いってらっしゃ〜い」


「え、うらさん来ないの!?なんか尚更行けなくなったんだけど！」


『ダメだよ、明日休めなくなるよ？それはそれでざまぁって思うけど…』


ひでぇ…と声を漏らしながら坂田は靴を履く。


なんだ、やっぱ仕事行くんじゃん。


『いってらっしゃーい！』


「いってきます!!」


坂田はキレ気味に玄関を出ていった。顔はちょっと笑ってたけど(笑)








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