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4日目 ページ5
実は先生に呼び出されたなんて嘘で
僕は心の中でしい兄にごめんと謝っておいた
その日は授業に集中出来なかった
まぁこの時期になると恒例なんだけど
「お待たせ〜話って何？」
少し希望も持ちつつあえてとぼけてみる
「全然待ってないよ！アンさん今年もいいかな？」
やっぱりしい兄に対する恋愛話だよなぁ…
今年はどうだと少しだけ期待してたけど
「いいよ〜任せて！」
こんな時に告白を出来ない僕は臆病者だ
「今年も本命チョコを渡そうと思っているんだけど去年もお返しがクッキーなんだよね…」
毎年この話をしているけど聞き飽きない僕はよっぽど重症なんだと思う
「毎年渡しているから特別感が無いのかなぁ？」
こっちが勝手に思っているだけだけどしい兄は一応ライバルなので言わなかったが高校生最後のバレンタインだから助けてあげようかなぁ？
それでもこっちを見てくれないのが寂しいけど
「なら今年は声で伝えてみれば？単純にバレンタインに送るお菓子の意味を知らないだけなのかもよ」
まぁさっき教えちゃったんだけど
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作者名：prisoner | 作成日時：2019年2月1日 14時
