検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:3,583 hit

ページ9

□幼い頃は、弟とよく敷地内にある花畑に行って遊んでいた。追いかけっこをしたり、花冠を作ったり、そこで摘んできた花で栞を作ってプレゼントをしたり……。その際に料理長と一緒に作ったサンドウィッチを持っていくなど軽いピクニック気分で楽しんでいた。

■彼女にとって弟はかけがえのない、光のような存在で、生まれたばかりの弟の小さな手がきゅっと指を握ったとき、温かな感情が胸に流れ込んでくるのを感じたという。今でもその温もりを忘れられない彼女は、弟をずっと守って、愛し抜くと誓い、現在に至るまでそれを支えの一つとして日々を生きている。

□ふくらはぎまで伸びる、美しく長い髪は、野外授業の際は一束にまとめてきつめに編み込み、輪っかを作るような形でまとめている。座学の際も片側にまとめてねじってまとめたり、邪魔になればポニーテールにしたりと対策している。
 髪の手入れをかかさないのは勿論のこと、ヘアアレンジにも力を入れているようで、上記の髪型以外でも、できる範囲でもおしゃれを楽しんでいる様子。

■髪の毛を伸ばしている理由として、ヘアアレンジをしたいと言うのもあるが、一番の理由は願掛け。
 「今までの気弱な自分じゃない、誰にも恥じることの無い私になる」髪を切ることでその気持ちを作ろうと考えているため。

□彼女の叔父は、植物にかなり精通しており、その界隈ではかなり有名な学者である。家の庭には薬草、毒草を植え、花も咲いておりまるで小さな森である。多くの木々も育て、小さなバラ園に花畑を作るほどに自然を大切にし、こよなく愛している。
 幼い彼女の手を引き、楽しそうに植物について教えてくれていた。この時、多くの植物に触れ、学んだことは彼女の根底を築いたと言える。それ以降、彼女はより植物を愛し、豊富な知識を備えるようになった。特に薬草との相性が良く、回復の魔法も得意なことから人の命を救う仕事の就きたいと徐々に考えるようになった。
 叔父や先生に相談するなどを繰り返すうちに、「薬剤師はどうかな?」と候補の一つとして挙げられた。もともと「人の力になりたい」と心の底から強く願う彼女であったのと、薬草への知識、回復魔法が得意であったため、薬剤師という職は非常に彼女にあっていると言えるだろう。
 現在では、薬剤師になりたいと真剣に考えており、日々勉強に励んでいる。

(追記の可能性あり)

└→←├



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:水面下の魔法戦争物語 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ツツジ | 作成日時:2021年2月23日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。