Es tevi milu ページ13
A(私の心は茨だけのものだよ？この愛に溺れて苦しいくらいだよ、日に日に他の人のことなんて考えられなくなってるんだから…愛の毒を体内に巡らされているおかげで)
茨(苦しいですか?ならばもっと毒を与えましょうか？)
A(これ以上はどうなるのかな…初めて会った時のこと覚えてる？)
茨(あぁ、最初の頃は犬猿の仲でしたね)
A(こんな関係に至るなんて思ってもみなかったよ…一番の敵が最愛の人になるなんてね、人生ってなんだか凄いよ)
茨(自分もこのような気持ちを抱いている事に驚きを隠せませんよ)
A(そうよね、でも両親が言ったことは間違ってると思うよ)
茨(婚約の話ですね?それは自分も思います、まだやらかしてもいないのに…いったい何のつもりでしょうね)
A(子供が出来たなら納得だけど、そういうのすごく気をつけてるし 一緒に寝たことぐらいで婚約とか)
茨(心配なさらないでください、今はまだしませんので それに未成年ですし)
A(うん、わかった これからも要注意だよ、できちゃった婚とかごめんだから)
茨(当たり前じゃないですか！自分を何だと思ってるんですか！)
A(ごめんごめん、でも子供って可愛いよね いつか出来たとしたら女の子がいいな)
茨(可愛いと思った事はあまりありませんね、なぜ女の子がいいんですか？)
A(だってもし茨との間で出来たら顔どうなるか気になるからね)
茨(それだけの理由ですか…)
A(男の子だったら茨みたく戦う強い男になってほしい、その賢さも受け継いでもらいたいものだよ)
茨(それは嬉しいですね、って…先の事考えすぎですよ)
A(そうだね、とりあえず寝よっか)
そう言って腕枕をされた…これされると安心して眠れるから好き、茨も嫌ではないみたい 抱きついてるの嫌がらないのは嬉しいな
☆翌朝☆
A(ふあぁ…茨の寝顔も綺麗…)
と、ちょっと悪戯をしたくなった、なので…
ツンツン…頬を優しくつついてみたりつまんだりした、すると…
茨(楽しいですか？)
A(あ、えっと…ごめん！可愛くてつい悪戯をしたくなっちゃった)
茨(はぁ…全く、貴方と言う人は…)
A(茨って眼鏡かけてないと更にかっこよく見える)
茨(カッコいいと言ってもらえて光栄です！)
A(私ね、今日から夢ノ咲のプロデューサーになるよ)
茨(そうなんですね？くれぐれも気をつけてくださいよ、男は狼ですから)
A(蛇と狼だよね)
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作者名：漣日和 x他1人 | 作成日時：2018年7月1日 11時
