ちび溜りボンドはいかが？《水溜りボンド》

dwarf*20 ページ20

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二人が私の家から姿を消して数日。



私の会社での使えなさは
振られた時よりもひどくなったらしく





「堀内！また同じミスだぞ」



『え！？あ、すみません…』



「…どうしたんだ？最近はすごく調子が良かったのに」



『あはは、何ででしょう…』





同じミスを繰り返す。





『っあっつ！！』



「わあぁ！堀内さん大丈夫！？」



『だだだ、大丈夫です！！』





熱々のコーヒーをこぼしまくる。





『わ、わ、なんで！待って、そんな印刷しないでー！』



「何やってんだお前！」



『あ、ジロー！助けて、なんか印刷が止まんないの！』





挙句の果てにコピー機を壊す。


なんかもう色々と悲惨。



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一週間と数日前の状態に、

普段と変わらない生活に戻っただけなのに


一度知ってしまった癒しは

簡単には忘れられないようで。



自宅に帰ってきて、

またいつもの癖で部屋に向かって「ただいま」って言って

帰ってこない「おかえり」に泣いたりも、した。



自分自身でも相当重症だなって分かってるけど

大好きな二人の事なんか忘れられる訳ない。



…でも、

そんな風に毎日二人の事を想っていたから

神様が味方してくれたのかもしれないね。



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