“死” シリウスside ページ4
、
【脱獄囚ルノワール 死亡か？】
【ディメンターによって命を吸われたか】
【魔法省会見 “吉報である”】
どこもかしこも、あいつの死を喜んでいる
私は今も受け入れられない
あいつが、こんなにもあっさり死ぬだなんて
レディは自白のあと、号泣して話ができなくなってしまった
彼女の悲しみ具合から
きっとその死は事実だろう
ル「それでもまだ、Aを悪者扱いするのか？」
シ「……。」
あの日からリーマスは私に冷たい
それもそうだろう
“無実を証明するのは諦めた”だなんて
リーマスはずっと彼を信じていたのに。
彼はきっと無力な自分に腹が立っているのだろう
そして薄情なこの私にも
ル「…私は、諦めが悪いんだ」
シ「あぁ、そうかもな」
ル「君に言ってなかったことがある。忍びの地図にピーターの名前が出た」
シ「っ！？！？そんなはずはない！！」
ピーターはあの日死んだ！
爆発呪文をミスって
暴風と共にあいつは消えた
小さな小指だけを残して
ル「だろう？でもロンがそう言っていた。それに彼のネズミ、スキャバーズ」
シ「ネズミ…」
ル「気になって尋ねたんだ。その特徴はワームテールと一致していた」
シ「まさか……」
ル「決め手となったのは指だよ。……“スキャバーズは一本指が欠けていた”」
シ「っ嘘だ！！あいつが、あいつが生きているのか！？」
ル「“死に損なった”、の間違いじゃないかな。
生きているのならなぜ私たちの元に来ない？脱獄したAを恐れているのか？
それもそうだろう、なんせ恨まれている相手だからな」
シ「……………あぁ………きっと、奴だ……」
リーマスの話には説得力しかない
きっと、きっとこれが“真実”なんだ
私は目の前でピーターの芝居に騙された
そして大切な、本物の親友を自らの手で
突き放したんだ
ル「…私はこの一年の仕事を終えた後、Aを探しに行く」
シ「…は？だってあいつはもうｰｰｰ」
ル「私の直感は当たるんでね。彼はまだ生きている、そうに決まっている」
自信溢れるセリフに
私も何故か“生きている”、そう思わざるを得なかった
ル「君は大好きなハリーのそばにいるといい」
シ「はっ…なんか嫌味ったらしいな」
ル「ハリーをジェームズと思い違えるだなんて、父親失格だな」
シ「…。」
ル「いい加減、前を向いたらどうなんだ」
、
生きること（1） ルシウスside→←【説明】必ずお読みください
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 480人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ネクタイピン(プロフ) - もっちりパンダさん» コメントありがとうございます！最近話の着地点を見失いそうになっていますが、あと少し頑張ろうと思います。感想ありがとうございます、嬉しいです！ (3月22日 20時) (
レス) id: 8a08e38a58 (このIDを非表示/違反報告)
もっちりパンダ(プロフ) - とっても面白かったです。更新楽しみに待ってます！頑張ってください😊 (3月22日 19時) (レス) id: 55730a40a9 (このIDを非表示/違反報告)
ネクタイピン(プロフ) - ?推し活中?さん» コメントありがとうございます！ぜひこの春休み中に少しでも更新できたらと思います。しばらくお待ちください🙇♂️ (3月10日 10時) (レス) id: 8a08e38a58 (このIDを非表示/違反報告)
?推し活中?(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…ありがとうございます！更新楽しみに待ってます😭 (3月9日 11時) (レス) @page11 id: ed2bd822d4 (このIDを非表示/違反報告)
ネクタイピン(プロフ) - クラウドネスまりすJrさん» コメントありがとうございます！定期的な更新は難しいですがある程度構想がまとまったら一気に投稿します。是非それまで少しの間お待ちいただけると嬉しいです。このようなコメントは大変励みになります😭 (3月8日 9時) (レス) id: fe3ff0a149 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ネクタイピン | 作成日時：2024年2月18日 22時
