今日も絶賛猫かぶり

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『！』




上から声が…？





？「芥川とアイツの言う通りだったぜ。相手の体からカミソリを生えさせて殺す…と」





アイツ？誰のことだ？まぁいい





それよりも逆さまに立ってる？帽子かぶってる…ってことは…






『…五大幹部が何しに来てるんですか？暇なんでしょうか？えぇ？中原中也さん』






口角を釣り上げて笑う帽子をかぶった男





重力使いの中原中也。探偵社ではそう呼ばれている





中「ていうかお前，さっきの口調はどうした？なんだ，今更猫被っても意味ないぞ？」






『はぁ……まぁな。こっちの方が気が楽だ』





あーあの声出すのって本当に面倒臭いんだよな





中「だろうな。っていうか…お前探偵社だろ？なに人殺ってんだよ。ばれたらどうなるかわかってるのか？」







『仕方ないだろ，今回ばかりは。それにたとえ死体を見られても私が殺したなんて証拠を出せなければいい。そうだ，今回は気まぐれで来たポートマフィアの構成員に殺されたと言うことにしよう』






中「性格悪」






『知ってる。で？幹部サマはなんでここに？』







中「お前らと同じように，この組織の首領を殺せ，という任務でよぉ…だけどどうやら先客がいたようだ」





そう言ってニヤリと笑う彼




『は？なにそれ，私が体力使ってまで異能力発動させるんじゃなかった』






あーあ，あれシンプルに体力使うのに






中「お前おかげで俺の仕事が1つ減ったわ」






『ﾁｯ……で？仕事がなかったら今すぐ帰れ。私も帰って休む。オーケー？』






中「いや，今はそういうわけにはいかないぜ？

芥川から伝言を預かっている。【この前の返事は？】と…」





この前？あー…






『この仕事に特別ボーナスと1週間の休暇があるからまだ辞めるつもりはない。でもそろそろこの仕事に限界が近づいてきたらそっちに移るつもり

そう伝えてくれ』







中「お前…現金だな」






『世の中金だよ』







中「その性格でよく武装探偵社にいるな」






『自分でもそう思う。なんでこっちにいるのかなぁ…って…はぁ…




っていうか，そろそろ帰らなきゃいけないんじゃねぇの？ほら』






“石川〜！”







中「げっ，太宰…んじゃ，俺は行くわ。少なくとも次会うときまでには死ぬなよ？俺がここから引き抜いてやるぜ」







『そん時のプレゼンを楽しみにしてるよ』







そして中原中也は素早い速さで消えていった

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