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※Happyend ページ43

昔のことがどんどんと頭の中に流れ込み,気づけば涙もたくさん出ていた


俺はただ普通の学校生活を送りたかった


もし父と母が死んでいなかったら俺はずっと根暗なままだったかもしれない


そしたらずっと根暗のまま生きていて,ユウちゃんに目をつけられることもなかったのかもしれない


そうだったら,今の何百倍も楽だったかもしれないなぁ


初めからみんなのことが大好きだっていう感情がなければよかった



『…なんだ,やっぱり俺は皆がー』



?「皆が…何ですって?」



上の方から声が聞こえた


顔を上げると,オッドアイの双子がいた


『あ…リーチ兄弟…』


フ「ルリスズメちゃん……」


『何?さっさと帰れよ!』


そう言いながら魔法を出そうとしたが…


ガチャン


『は?リドル先輩の…ユニーク魔法?』


ジェ「ええ,ちょっとだけリドルさんからお借りしました」


そう言いながら悲しそうな笑顔を浮かべるジェイド先輩


『…ああもう!!本当に何なんだよお前ら!お願いだから俺のことを放っておいて!』


フ「無理」


『は?』


フ「だってルリスズメちゃん,放っておいたら勝手に死ぬでしょ?」


『………』


すると突然顔を掴まれ,目の前にはオッドアイがあった


ジェ「_かじりとる歯(ショック・ザ・ハート)


『!』


しまった 完全に油断をしていた


ジェ「1つ質問をしますね?あなたの心の中を教えてください」


しばらくすると口が勝手に動いた


『本当は,悲しくて苦しかった


大好きだったみんなが俺から離れていくのが


でも俺は道化師…だから泣く権利なんてない


ただただ悲しくて苦しい気持ちを明るく塗り替えることしかできなかった』


話したくもないのに言葉が…!


『そりゃあユウちゃんを信じてあげたくなる気持ちもわかるよ?


だってユウちゃん,かわいいもん…



でも,もうちょっと俺を信じて欲しかった……!


話を聞いて欲しかった!』


「「ッ……」」


あ…全部言っちゃった…


どうしよう,今まで全て隠し通してきたのに…


この一瞬で全てが崩れていった…


俺が今まで積み上げた全てが!


そう考えると息がどんどん荒くなっていく


ジェ「Aさん?」


あれ?足に力が入らな…


「「Aさん/ルリスズメちゃん!」」


その言葉を最後に俺の意識は暗転した

※Happyend→←※過去編



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みづき(プロフ) - またとんでもない神作品に出会ってしまった、わたし的にハッピーエンドとバッドエンドならハッピーエンドのほうが泣きました!! (1月16日 15時) (レス) @page49 id: 11b86a55d5 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ - めっちゃ泣きました。これからもこのような作品を作り続けてください (2022年12月28日 11時) (レス) @page49 id: c446d0bf5d (このIDを非表示/違反報告)
るる - ちなみに私はバットエンドの方が好きです 連続失礼いたしました (2021年7月20日 16時) (レス) id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 神作品ありがとうございます!!!!! (2021年7月20日 16時) (レス) id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)
るる - グリムめっちゃ良い子……!!!!! (2021年7月20日 16時) (レス) id: cfe5869198 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨曇り侑 x他1人 | 作成日時:2020年10月14日 21時

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