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え待って此奴どこぞの金持ちに仕えている事は知っていたがまさかあのピンク髪の餓鬼だったとは…
『(だったらあの生意気な態度にも理由がつくわ)』
弓「まぁ，まだ時間はありますのでまずはゆっくりとお話をしません？」
『そんな，プロデューサー如きの私がアイドルである貴方のお時間を取らせるとは恐れ多い
それにお礼だなんて………
そんな御礼だなんて固いこと，しなくても結構ですよ？』
ホントにな，悪いのはお前のとこの糞餓鬼だ
弓「お生憎様義理堅い性格でしてね，お礼ぐらいをしないと気が済まないのです」
『(其方も引くつもりはない，か……)』
執事，と言ったといった立場のだろうなこいつは
家事は勿論，恐らく此奴には体術などの防衛術もあるはずだ。金持ちの長男の執事だ，できてても全くおかしくない
『(あれ？虚弱な私死ぬくない？)』
おい待て，殺されて死ぬなんて聞いてねーぞ私はせめて自然に死にたい
なんでよく知りもしない此奴に命を取られなきゃいけないんだ私の人生理不尽すぎるだろ
弓「では，当日の事についてちょっとお話ししましょう」
『……いいですね，ぜひ』
まぁいい，取り敢えず相手のペースに乗られないようにしよう
弓「確か，私は貴方が坊っちゃまに暴言を浴びさせた…お聴き致しましたがそのことについてはどんなお考えで？」
暴言………うーん，暴言？でも一方的な暴言じゃないし…うぅん，わからん
『……まぁ，ちょっとした意見のぶつかり合いはありましたよ？私がグループで1人ずつ見ていこうとしようとしたところ彼にいっぺんに見ればいいと言われて…
その後少し諍いになってしまった記憶はあります
結論としては彼に典型的な暴言を浴びせたなんて事実は滅相もございません』
弓「ほぅ……てっきり震えて口すら聞けなくなるのかと思いましたけど意外と度胸があるんですねあなた」
『ま，やわな環境で生きてきたそこらの人間とは違いますから』
ふっ，と軽く鼻で笑いながらナチュラルに目を逸らすA
弓「…まぁ，そこは置いといて。坊っちゃまが心の傷を負ったことには変わりありません，謝って頂けると幸いですが…」
『え？絶対に嫌だ』
なんで私が年下の生意気な糞餓鬼に頭を下げて謝らなきゃいけないんだ，いくら私でも絶対に嫌だ
『(だが……ミスったわ)』
チラリと見ると笑顔のまま凄い圧を出す彼がいた
終わり
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氷菜(プロフ) - もう。ほんとに…好きです。 (2022年6月28日 22時) (
レス) @page45 id: 8b044b97dc (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - とっても読みたかった感じの作品で一気に読んでしまいました。無理のないように、更新頑張ってください。更新楽しみに待ってます。 (2022年6月7日 17時) (レス) @page3 id: ddf2d23ccd (このIDを非表示/違反報告)
珀琥(プロフ) - 一気に読める素敵な作品でした!こういうタイプの夢主ちゃんの小説読むのすごい好きです。更新大変かとは思いますが、頑張ってください!応援してます! (2022年5月23日 23時) (レス) @page34 id: 8db741d522 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨曇り侑 | 作成日時：2022年4月18日 21時
